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【5月11日の香港市場】

2018.05.11 17:48

 主要指数は5日続伸。ハンセン指数は前日比1.01%高の3万1122.06ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.91%高の1万2345.30ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約7%増加し、概算で999億3600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が売り越しに転じ、売越額は4億8500万元。深セン経由は3億8000万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が6日続伸。米国の4月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回ったことを受け、利上げ加速の観測が後退し、長期金利が節目の3%を下回ったことで、幅広い銘柄が買われた。本日の香港市場は引き続き良好な外部環境と米長期金利の下落を好感し、主要指数が高く寄り付いた。香港からの資金流出懸念が和らいだうえ、ダウ平均先物が堅調だったことも追い風となり、その後も堅調に推移。ハンセン指数の終値は今年3月22日以来の3万1000ポイント台となった。メインボードの売買代金が1000億HKドルを下回るなか、本土マネーの売買は比較的活発だった。

 ハンセン指数の構成銘柄では、吉利汽車(00175.HK)が上昇率1位の3.74%高。兄弟会社のボルボ・カーズが、早ければ今秋にもスウェーデンと香港に上場する計画と外電が伝え、これが材料視された。決算発表を来週に控えたテンセント(00700.HK)は0.64%高。同社株の売られ過ぎを指摘するアナリストが、買い推奨を継続したことを好感した。それによると、オンラインゲーム事業と動画事業の利益率低下をマーケットは過剰に懸念しているという。このほか、米長期金利の上昇が一服したことを受け、幅広い構成銘柄が買われた。

 こうしたなか、昨日は堅調だった舜宇光学科技(02382.HK)が売られ、本日は下落率1位の0.69%安。また、米国のイラン核合意離脱を受けて上昇していた原油相場が一服し、昨日は大幅高だった本土系石油株の一角が反落。中国石油天然気(00857.HK)が0.33%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.28%安だった。(中国部・千原)
 
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