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【5月9日の香港市場】
2018.05.09 17:56
主要指数は小幅に3日続伸。ハンセン指数は前日比0.43%高の3万536.14ポイント、中国企業指数(旧H株指数)が0.33%高の1万2185.44ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約18%減少し、概算で842億8000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が2億700万元、深セン経由が8億2500万元に減少した(注文ベース:買注文と売約定の差)。
前日の米国株市場はダウ平均が引けにかけて上昇したものの、米国政府によるイラン核合意からの離脱発表直後は下げ幅が拡大した。これにより、本日の香港株市場は全般的に方向感に乏しい地合いとなり、主要指数は前場半ばまでは弱含む展開。その後は幾分持ち直し、プラス圏での小動きが続いて取引を終了した。
米国の合意離脱によりイランの原油輸出が今後困難になるとの見方から、原油相場の先高感が強まり、三大石油株が上昇。中国石油天然気(00857.HK)が4.38%高、中国海洋石油(00883.HK)が2.26%高、中国石油化工(00386.HK)が2.20%高と反発し、それぞれハンセン指数構成銘柄の上昇率1位、3位、4位を占めた。市場価格の上昇を追い風に製紙大手がしっかり。玖龍紙業(02689.HK)は製品在庫の大幅な減少も好感されて1.26%高。陽光紙業(02002.HK)が2.60%高、理文造紙(02314.HK)が2.35%高だった。
このほか、底堅い内需を背景に食品株が概ね買われ、統一企業中国(00220.HK)が2.82%高、中国旺旺(00151.HK)が2.16%高、蒙牛乳業(02319.HK)が1.66%高。個別では香港交易所(00388.HK)は前引け後に発表した1-3月期決算の大幅増益を材料に0.31%高。また、航空IT大手の中国民航信息網絡(00696.HK)は期末配当のスケジュールを明らかにしたことをきっかけに押し目買いが膨らみ、7.53%高で引けた。
一方で燃油コスト高が警戒され、中国国際航空(00753.HK)が3.45%安、中遠海運発展(02866.HK)が2.06%安、太平洋航運(02343.HK)が0.50%安など、空運・海運株が軟調。自動車株の利益確定売りが目立ち、前日にハンセン指数構成銘柄の上昇率1位だった吉利汽車(00175.HK)は0.43%安で取引を終了。ブリリアンスチャイナ(01114.HK)が3.91%安、長城汽車(02333.HK)が1.97%安だった。(中国部・畦田)
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