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【5月8日の香港市場】
2018.05.08 18:11
主要指数は大幅に続伸。ハンセン指数は前日比1.36%高の3万402.81ポイント、中国企業指数(旧H株指数)が1.49%高の1万2144.79ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約8%増加し、概算で1031億6100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が21億2100万元、深セン経由が13億9000万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
前日の反発を受けて押し目買いの動きが強まると、本日の香港株市場は幅広い銘柄が上昇。ハンセン、中国企業の両指数は朝方に上げ幅を広げると、その後は高値圏で堅調に推移し、それぞれ節目の3万ポイント、1万2000ポイントを回復した。ハイテク株がけん引するかたちで前日の米国株市場が上昇したことを好感。前場で発表された4月の中国の貿易統計で輸出入のいずれも上振れしたことも買い意欲を高めた。
保険会社が納める保険保障基金について、中国政府が幅広い範囲で企業所得税(法人税)を免除すると発表。これを手がかりに本土系保険株が動意付いた。中国太平(00966.HK)が6.30%高、太平洋保険(02601.HK)が5.78%高、平安保険(02318.HK)が2.26%高。好調な住宅販売などが好感され、デベロッパー大手が物色された。4月の販売額が前年同月の5.3倍に達した中国金茂(00817.HK)が5.50%高。短期金利の下落により資金流動性の改善が織り込まれ、万科企業(02202.HK)が4.52%高、緑城中国(03900.HK)が2.77%高だった。
さらに米国株市場でアップルを含むハイテク大手が上昇したことで、香港でもハイテク関連株が堅調だった。スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)が4.90%高、瑞声科技(02018.HK)が4.34%高。事業間の再編案を明らかにしたエレクトロニクス大手の聯想集団(00992.HK)が3.05%高と買われた。
また、市場予想を上回る中国の貿易統計を受け、中遠海運港口(01199.HK)が2.35%高、大連港(02880.HK)が1.53%高など、港湾株が堅調。個別では昨日に続いて自動車大手の吉利汽車(00175.HK)が5.27%高と買い進まれ、2日連続でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位になった。4月も自動車販売台数が大幅に増加したことが好材料になった。
一方で足元堅調だった石油株が利益確定に押され、中国海洋石油(00883.HK)が1.78%安、中海油田服務(02883.HK)が0.80%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.17%安。宝飾品会社の銭唐控股(01466.HK)は筆頭株主の交代と公開買付の計画を明らかにしたが、時価を大幅に下回る取引・買付価格が嫌気されて9.20%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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