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【5月2日の香港市場】

2018.05.02 17:53

 メーデーの祝日が明けた香港市場は、主要指数が反落。ハンセン指数は前営業日比0.27%安の3万723.88ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.11%安の1万2193.59ポイントだった。メインボードの売買代金は一昨日に比べ約11%増加し、概算で1043億3300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が3億8600万元の売り越し、深セン経由が5億3200万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はダウ平均が3日続落。経済指標や一部企業の企業業績が市場予想に届かず、相場の重荷となった。香港の主要指数は低調な外部環境を背景に低く寄り付き、その後も軟調な値動きに終始。中国本土系の銘柄を中心に、幅広く売られた。メインボードの売買代金は3日ぶりに1000億HKドルを上回った。「港股通」は先月25日以来の再開となり、売買代金はメインボード全体の約14%を占めた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、舜宇光学科技(02382.HK)が上昇率1位の4.91%高。取引先の米アップルの四半期決算が市場予想を上回ったことが、買い材料となった。4月のマカオのカジノ収益が前年同月比で27.6%増となり、市場予想を上回ったことを受け、関連銘柄が買われた。サンズチャイナ(01928.HK)が2.73%高、銀河娯楽(00027.HK)が2.23%高となり、上昇率3~4位に並んだ。蒙牛乳業(02319.HK)は懸念されていた価格競争が起きないとアナリストが指摘したことを受け、上昇率5位の2.15%高だった。

 一方、中国本土系の銘柄が軟調。銀行株では交通銀行(03328.HK)が下落率1位の2.32%安。エネルギー株も売られ、中国石油天然気(00857.HK)が1.55%安、神華能源(01088.HK)が1.54%安だった。(中国部・千原)
 
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