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【4月27日の中国本土市場】
2018.04.27 17:06
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも3日ぶりに反発し、上海総合指数が前日比0.23％高の3082.23ポイント、B株指数が0.34％高の318.89ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反発し、0.31％高の1万324.46ポイント。B株指数は3日続落し、0.22％安の1077.75ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約3％減少し、概算で4121億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は28億8000万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は売り越しが続き、売越額は2億200万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海市場は方向感を欠く展開。上海総合指数は高く寄り付き、前日終値を挟んで一進一退。下げに沈んで前場を終了した。後場は下げ幅を縮小し、中盤で上げに転じた。なお、メーデー連休にともない、「滬股通」と「深股通」は4月30日から停止。5月2日に再開する予定。
上海市場と深セン市場のいずれも全体の5割半の銘柄が上昇した。大型株は全般的に堅調だったものの、時価総額の大きな茅台酒（600519.SS）が2.31％安。この影響で上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は、構成銘柄の8割が上昇したものの、茅台酒が重荷となったことで0.46％安に沈んだ。深セン市場は中小型株が堅調で、中小企業板指数が0.47％高、創業板指数が1.36％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が反発。うち四大国有銀行株では、18年1－3月期決算が5.43％増益だった中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.94％高。中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.84％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.79％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.52％高。二大石油株はそろって上昇。18年1－3月期決算が12.85％増益だった中国石油化工'A'（600028.SS）が2.37％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.32％高。保険株はまちまち。平安保険'A'（601318.SS）は3.53％安。1－3月期の新契約価値が前年同期比で約7％減少し、これが嫌気された。18年1－3月期決算が42.03％増益だった新華人寿保険'A'（601336.SS）は4.43％高。18年1－3月期決算で大幅増益が見込まれる中国人寿保険'A'（601628.SS）は0.73％高だった。
そのほかでは、18年1－3月期決算が86.76％増益だった広州白雲山医薬'A'（600332.SS）がストップ高。そのほかの医薬株も堅調だった。一方、17年12月本決算の増益率が5.99％に縮小した伊利実業（600887.SS）はストップ安だった。なお、上海B株市場は全体の7割あまりの銘柄が上昇。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が同じだった。（中国部・千原）
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