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【4月26日の香港市場】
2018.04.26 18:08
主要指数は続落。ハンセン指数は前日比1.05%安の3万7.68ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は1.19%安の1万1949.38ポイントだった。メインボードの売買代金は前日比で約1割増加し、概算で1080億9200万HKドル。なお、メーデー連休の関係で「港股通」(本土からの香港株投資)は本日から停止。再開は5月2日を予定している。
前日の米国株市場ではダウ平均が反発したが、長期金利上昇への警戒感から上げ幅は限られた。これにより外部環境は引き続き振るわず、本日の香港株市場でも主要指数は寄り付き直後までを除き、マイナス圏での値動きとなった。エレクトロニクス大手である華為技術に対し、米連邦捜査局(FBI)を含む複数の米政府機関が調査を進めているという消息筋情報が流れた。中興通訊(00763.HK)に続く中国の有力ハイテク企業への制裁発動をめぐる警戒感が強まると、主要指数は後場で下げ幅を拡大。A株の下落も投資家心理を悪くし、ハンセン指数は3万ポイントの大台を割り込む場面もみられた。
米国の制裁措置への警戒感から、主だったハイテク銘柄が下落。スマホ部品大手の舜宇光学科(02382.HK)は大幅続落し、6.97%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位に沈んだ。同業の瑞声科技(02018.HK)も同3位の3.49%安。米国事業の比率も高いパソコン大手の聯想集団(00992.HK)は同5位の3.22%安だった。華虹半導体(01347.HK)が6.74%安、上海先進半導体(03355.HK)が5.49%安など、半導体株が大幅安。
さらに保険大手がA株に連れ安し、平安保険(02318.HK)が3.79%安、新華人寿保険(01336.HK)が2.37%安、中国人寿保険(02628.HK)が0.91%安だった。また、金利上昇への警戒感から不動産株が下落。万科企業(02202.HK)は好業績の1-3月期決算を発表したが、大株主による保有株売却が伝えられ、4.11%安に沈んだ。
一方でスマート自動車をめぐる振興策への期待感も加わり、自動車株が堅調。長城汽車(02333.HK)は市場予想を上回る1‐3月期決算を材料に、3.31%高だった。自動車の輸入関税が約半分に引き下げられるとの観測から、広匯宝信汽車(01293.HK)が1.23%高、中升集団(00881.HK)が1.11%高など、輸入車も扱うディーラーが堅調。また、再エネ関連の銘柄が逆行高だった。風力発電設備大手の新疆金風科技(02208.HK)は6月中間期の増益見通しを手がかりに、6.40%高で取引を終えた。(中国部・畦田)
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