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【4月26日の中国本土市場】
2018.04.26 17:05
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前日比1.37％安の3075.03ポイント、B株指数が0.78％安の317.79ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が2.41％安の1万292.11ポイント、B株指数が1.02％安の1080.16ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約1％増加し、概算で4250億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は1億6200万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は31億9800万元の売り越しに転じた（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は小高く寄り付いたものの、すぐに下げに転じ、節目の3100ポイントを割り込んだ。前場の中盤から一本調子で下げ幅を広げる展開となり、本日の安値付近で取引を終了した。上海市場は全体の8割あまりの銘柄が下落。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は1.36％安だった。深セン市場の下落銘柄は全体の8割に達した。中小企業板指数は1.90％安、創業板指数は2.09％安だった。
米司法省が通信機器メーカーの華為技術を捜査していると報道され、これが嫌気された。制裁中のイランに違法に米国製品を輸出した疑い。取引停止中の中興通訊'A'（000063.SZ）に続き、華為技術への米製品輸出が禁じられれば、中国が進める「中国製造2025」や5G（第五世代移動通信）ネットワークの構築が困難になると予想されることから、投資家心理が悪化した。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が引き続き軟調。うち四大国有銀行株では、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.80％安、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.66％安、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.52％安、中国銀行'A'（601988.SS）が0.26％安だった。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が前日比で変わらずだったものの、中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.17％安。保険株は引き続き売られ、平安保険'A'（601318.SS）が3.63％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が3.60％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.55％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.41％安だった。
こうしたなか、ソフトウエア関連株の一角が買われ、浪潮ソフト（600756.SS）が7.61高。「私立教育促進法」（民弁教育促進法）の実施条例の改正を好感し、方正科技集団【売付のみ】（600601.SS）が2日連続のストップ高となった。なお、上海B株市場の下落銘柄は全体の8割あまりに上った。深センB株市場は全体の8割近くの銘柄が下落した。（中国部・千原）
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