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【4月25日の中国本土市場】
2018.04.25 17:07
主要指数はいずれも反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.35％安の3117.97ポイント、B株指数が0.19％安の320.31ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.09％安の1万547.09ポイント、B株指数が0.50％安の1091.36ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約7％減少し、概算で4195億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は10億6800万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は4億700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は低く寄り付き、マイナス圏での小動きに終始。前場の中盤では3100ポイント割れも意識された。上海市場は下落銘柄の方がわずかに多かった。昨日は堅調だった大型株が、本日は売られた。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.72％安となり、下落率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場は全体の半数の銘柄が上昇。下落銘柄は4割にとどまった。大型株が軟調だったことから、深セン成分指数は小幅安となったが、中小型株は総じて堅調。中小企業指数は0.13％高、創業板指数は0.69％高だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて反落。うち四大国有銀行株では、中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.48％安、中国建設銀行'A'（601939.SS）が1.19％安、中国銀行'A'（601988.SS）が1.04％安、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.78％安。二大石油株もそろって反落し、中国石油化工'A'（600028.SS）が2.73％安、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.90％安。保険株も軒並み売られ、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.07％安、平安保険'A'（601318.SS）が1.59％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が1.36％安、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.16％安だった。
こうしたなか、大学教育の関連株が買われ、方正科技集団【売付のみ】（600601.SS）、復旦復華【売付のみ】（600624.SS）、中国高科【売付のみ】（600730.SS）がストップ高だったほか、同済科技（600846.SS）が3.87％高だった。「私立教育促進法」（民弁教育促進法）の実施条例の改正案をめぐり、パブリックコメント（意見募集）が始まったことが材料視された。オンライン学習も法律の対象に入ったという。
昨日に引き続き、ソフトウエア関連株が買われ、中国ソフト（600536.SS）がストップ高。ネットワークセキュリティーと情報化をめぐる中国共産党の会議で、習近平・総書記がネットワーク強国（網絡強国）の戦略思想を語り、これを好感したもようだ。これが深セン市場の中小型株の上昇につながった。なお、上海B株市場は全体の6割近くの銘柄が下落。深センB株市場は全体の7割近くの銘柄が下落した。（中国部・千原）
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