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中国国際コンテナ、中国消防への資産注入を通じたスピンオフが完了
2018.04.24 10:55
中国国際コンテナ（02039.HK）は23日、30％出資する中国消防（00445.HK）への資産注入を通じた実質的なスピンオフ上場が完了したと発表した。空港のボーディングブリッジ（旅客搭乗橋）の生産・販売を手がける徳利国際有限公司（徳利国際、シンガポール登記）の株式99.41％と、その中国本土子会社である深セン中集天達空港設備有限公司（天達）の出資持分100％について、中国国際コンテナなどは中国消防に総額44億1708万4305元で売却。中国消防は対価株と転換社債（CB）を割り当てて支払い、割当価格と転換価格はいずれも0.366HKドルだった。
取引完了後、中国国際コンテナの中国消防への持ち株比率は51％に上昇。中国国際コンテナは新たに子会社化する中国消防を通じて徳利国際の株式99.41％、天達の出資持分100％を保有し、実質的に徳利国際と天達がスピンオフ上場したことになる。
なお、中国国際コンテナは中国消防をボーディングブリッジを含む空港関連設備事業の中核子会社に位置付け、グループ内の経営資源の最適配分や収益力の強化を目指す。中国消防にとっても新規事業への進出を通じ、利益拡大や徳利国際との提携強化による製品・サービス力の向上などが見込めるとしている。
徳利国際はシンガポールで設立された世界有数のボーディングブリッジのメーカーであり、中国本土で事業展開する天達の株式70％を保有している。
（同件につきましては、2017年12月5日付「中国消防への資産注入を通じたスピンオフを計画」をご参照ください）
【出所】香港証取サイト上の公告(2018/04/23)
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