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【4月19日の香港市場】

2018.04.19 18:01

 主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は前日比1.40%高の3万708.44ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は2.11%高の1万2239.84ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約2%減少し、概算で1149億3300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が買い越しに転じ、買越額は4億2900万元。深セン経由は9億8500万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場はハイテク株などが売られ、ダウ平均が3日ぶりに反落。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、約1カ月ぶりの高値を付けた。本日の香港市場は中国本土系の銘柄を中心に買いが先行し、主要指数が高く寄り付いた。中国企業指数は始値で1万2000ポイント台を回復。その後も安定的に推移し、本日の高値付近で取引を終了した。中国企業指数は3日ぶりに終値を1万2000ポイント台に乗せた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー株が買われた。中国石油天然気(00857.HK)が5.69%高、神華能源(01088.HK)が4.66%高、中国海洋石油(00883.HK)が4.41%高で上昇率2~4位に並んだほか、中国石油化工(00386.HK)が2.66%高。サウジアラビアが原油価格について1バレル80~100米ドルの水準を望んでいるという報道が流れ、原油相場が上昇したことを好感した。

 預金準備率の引き下げを前に、中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作を通じ、約1900億元の流動性を供給。これを材料に本土系の銀行株が買われた。中国工商銀行(01398.HK)が2.98%高、中国建設銀行(00939.HK)が2.50%高。本土系の不動産株も買われ、華潤置地(01109.HK)が2.45%高、碧桂園控股(02007.HK)が2.05%高、中国海外発展(00688.HK)が1.91%高だった。香港系金融株も買われ、中銀香港(02388.HK)が1.82%高、東亜銀行(00023.HK)が1.20%高。香港ドル短期金利(HIBOR)の上昇が収益力強化につながるとアナリストが評価し、これを好感した。今年1-3月期のマカオのカジノ収益のうち、VIP業務の収益が前年同期比21%増だったことが分かり、カジノ株も買われた。

 一方、昨日の上昇率1位だったAIA(01299.HK)が利益確定売りに押され、本日は下落率2位の0.50%安。このほか、香港系公益株の一角などが軟調だった。(中国部・千原)
 
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