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【4月19日の中国本土市場】
2018.04.19 17:02
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が続伸し、前日比0.84％高の3117.37ポイント。B株指数は4日ぶりに反発し、0.53％高の322.05ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、1.02％高の1万598.35ポイント。B株指数は4日ぶりに小反発し、0.04％高の1110.68ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2％減少し、概算で4831億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は35億900万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は18億6700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は小高く寄り付き、朝方にかけて上げ幅を拡大し、3100ポイントを超えた。その後も安定的に推移。3日ぶりに終値を3100ポイント台に乗せた。預金準備率の引き下げを前に、中国人民銀行（中央銀行）が公開市場操作を通じて約1900億元に上るマネーを市中銀行に供給し、これを好感した。また、ロンドン貴金属取引所でアルミ価格が2011年7月以来の高値を付け、非鉄金属株も買われた。
上海市場は大型株を中心に、全体の5割あまりの銘柄が上昇。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は1.08％高となり、上昇率は上海総合指数よりも大きかった。深セン市場は上昇銘柄の方がわずかに多かった。大型株は総じて堅調だったものの、小型株が後場で売られた。創業板指数は逆行安となり、0.10％安で引けた。
上海A株市場の主要セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて堅調。四大国有銀行株では中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.81％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.68％高、中国銀行'A'（601988.SS）と中国農業銀行'A'（601288.SS）は0.26％高だった。二大石油株もそろって続伸し、中国石油天然気'A'（601857.SS）が1.43％高、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.72％高。保険株も軒並み上昇した。そのほかでは、非鉄金属株が大幅高となり、中国アルミ'A'（601600.SS）、貴研プラチナ（600459.SS）がストップ高。また、アンドロイド端末を狙ったコンピューターウィルスが流行し、300種類を超えるアプリが感染したというニュースが流れ、中国ソフト（600536.SS）が5.59％高などインターネットセキュリティー関連株が買われた。
上海B株市場は全体の7割の銘柄が上昇。深センB株市場は下落した銘柄の方が多かったものの、大型株に支えられ、深センB株指数はわずかに上昇した。（中国部・千原）
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