内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【4月18日の中国本土市場】

2018.04.18 17:17

 主要指数はA株が5営業日ぶりに反発。一方のB株は3日続落となった。上海市場は上海総合指数が前日比0.80%高の3091.39ポイント、B株指数が0.12%安の320.35ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.92%高の1万491.14ポイント、B株指数が0.88%安の1110.18ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約6%増加し、概算で4945億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は40億4100万元に拡大。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も33億200万元の買い越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 前日に上海総合指数が約11カ月ぶりに3100ポイントを割り込んだことで割安感が広がると、本日の本土市場は買い戻す動きが広がり、上海総合指数は反発して寄り付いた。その後は米中貿易摩擦への警戒感から戻り売りに押され、小幅安で前場を終了。それでも後場で再び押し目買いが入ると、3100ポイントは届かなかったが、始値付近まで戻して引けた。

 両市場全体で約6割半の銘柄が上昇。一部銀行を対象とする預金準備率の引き下げが発表され、銀行株が反発した。平安銀行(000001.SZ)が2.58%高、招商銀行'A'(600036.SS)が1.62%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が1.55%高など、指数の上昇を支えた。原油価格の先高感を支えに、大型石油株の中国石油化工'A'(600028.SS)が3.47%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.59%高だった。
 
 また、米国政府の決定により中興通訊'A'(000063.SZ)が米国企業からハイテク製品・部品・技術を導入することが禁止となったことで、中国ハイテク企業の国産製品・技術への需要が増えるとの観測が浮上。政策支援の期待感も加わり、地場系のハイテク部品・ソフト銘柄が反発した。長城開発(000021.SZ)や太極計算機(002368.SZ)、紫光国芯(002049.SZ)、中国ソフト(600536.SS)などがストップ高。

 一方で自動車業界の外資出資規制が5年後に撤廃されると発表され、合弁事業を手がける広州汽車'A'(601238.SS)が8.40%安に沈んだ。海南省の関連銘柄が続落し、海南天然ゴム(601118.SS)が7.46%安、海馬汽車(000572.SZ)が3.05%安。

 また、B株市場はA株と異なり地合いが振るわず、上海B株は値上がり数がやや多い程度。深センB株は値下がり数の方が多かった。(中国部・畦田)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。