内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【4月16日の中国本土市場】

2018.04.16 17:14

 主要指数はA株が3日続落、B株が反落した。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.53%安の3110.64ポイント、B株指数が1.02%安の323.10ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.61%安の1万621.78ポイント、B株指数が0.95%安の1129.35ポイント。両市場の売買代金は先週末比で約14%増加し、概算で4507億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は13億9500万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は13億2300万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 週明けの本土市場は幅広い銘柄が売りに押され、値下がり銘柄数は上海株が約1020、深セン株が約1270に達した。上海総合指数は前場で一本調子に下げると、後場で節目の3100ポイントを割り込む場面もみられた。深セン成分指数は下値で底堅さもみられ、下げ幅はやや限定的だった。

 中国人民銀行(中央銀行)のリバースレポ金利の引き上げを受け、金融セクターが調整。招商銀行'A'(600036.SS)が4.84%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が4.30%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が3.48%安など、特に大型銀行株が振るわず、上海総合指数の下げを主導した。また、不動産大手の華夏幸福基業(600340.SS)がストップ安。上海証券取引所から同社の財務リスクの可能性を指摘されたことが嫌気された。ほかの不動産株も連れ安となり、保利房地産(600048.SS)が5.56%安、万科企業'A'(000002.SZ)が3.90%安、金地グループ(600383.SS)が3.40%安。在庫増加や海外産石炭との競争激化などが嫌気され、石炭セクターが急落。ヤン州煤業'A'(600188.SS)が6.39%安、陽泉煤業(600348.SS)が3.97%安、神華能源'A'(601088.SS)が3.30%安に沈んだ。

 一方で値上がりは全体で約1000銘柄だった。中央政府の振興策発表を材料に海南省の地場系銘柄が逆行高となり、海南天然ゴム(601118.SS)と海南砿業【売付のみ】(601969.SS)、海南椰島【売付のみ】(600238.SS)がストップ高。今月22日からの「デジタル中国サミット」を控えてハイテク関連株の一角が物色され、浪潮電子信息(000977.SZ)と太極計算機(002368.SZ)がストップ高、曙光信息産業(603019.SS)が7.58%高だった。

 なお、B株市場はA株に連れ安し、約8割の銘柄が値下がりした。(中国部・畦田)
 
ツイート

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。