中国株ニュース 詳細
【4月13日の香港市場】
2018.04.13 17:51
主要指数はいずれも小幅に続落。ハンセン指数は前日比0.07%安の3万808.38ポイント、中国企業指数(旧H株指数)は0.22%安の1万2261.23ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4%減少し、概算で969億5600万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は上海経由が本日も売り越しとなり、売越額は5億900万元。深セン経由は3億900万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が反発。トランプ大統領が強硬姿勢を緩め、シリア情勢をめぐる警戒感が後退し、買い戻す動きが広がった。米長期金利が上昇し、金融株が買われたほか、米中貿易摩擦への懸念も緩み、中国事業が活発な銘柄が堅調。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付いた。
こうしたなか、本日発表の3月の中国の輸出額は市場予想を大幅に下回り、前年同月比で減少。これが地合いを悪化させ、主要指数は前場の中盤で下げに転じた。後場はハンセン指数が前日終値を挟んで一進一退。中国企業指数は概ね小幅安で推移した。メインボードの売買代金は1週間ぶりに1000億HKドルを下回った。本土マネーは手控え感が強く、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は10%をわずかに下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率3位だった万洲国際(00288.HK)が反落し、本日は下落率1位の2.88%安。米中貿易摩擦への懸念は緩んだものの、完全に払しょくされてはいないことから、週末を迎えて売りに押された。また、原油相場の反落を受け、昨日の上昇率1位だった中国海洋石油(00883.HK)が売られ、本日は下落率3位の1.28%安。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は下落率4位の1.25%安となり、指数の重荷となった。
米ドル金利の上昇を背景に、香港ドル安が下限の1米ドル=7.85HKドルまで進み、香港金融管理局(HKMA)が2回の為替介入を実施。2度にわたって総額32億5800万HKドルを買い付けた。これを受けて香港ドル金利が上昇し、資金流出懸念が後退。香港系金融株が買われ、中銀香港(02388.HK)が上昇率1位の1.48%高、HSBC(00005.HK)が同4位の1.19%高、東亜銀行(00023.HK)が0.77%高、恒生銀行(00011.HK)が0.47%高だった。昨日は軟調だった九龍倉置業地産(01997.HK)は反発し、本日は上昇率2位の1.38%高。サンズチャイナ(01928.HK)は上昇率3の1.26%高。VIP向け業務のシェア拡大が顕著とアナリストが評価し、これを好感したもようだ。(中国部・千原)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門