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【3月20日の中国本土市場】
2018.03.20 17:15
主要指数は深センB株を除き、小幅に上昇した。上海市場は上海総合指数が前日比0.34%高の3290.63ポイントと続伸し、B株指数は6日ぶりに反発して0.05%高の329.48ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、0.08%高の1万1077.80ポイント。B株指数は0.44%安の1171.49ポイントと、6日続落した。両市場の売買代金(速報値)は前日比で約1%増加し、概算で4022億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は再び売り越しに転じ、売越額はそれぞれ5億1800万元、1億9600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
米ハイテク企業が抱える情報漏えいリスクや米中貿易摩擦への懸念を受け、前日の米国株市場は急落。外部環境の悪化が影響し、本日の本土市場では上海総合、深セン成分の両指数が小安く寄り付いた。その後は地合いがやや改善し、両指数は後場で小幅ながらも上げに転じて取引を終えた。市場全体では値上がり・値下がり数がほぼ拮抗。全国人民代表大会(全人代)が本日閉幕し、例年通りに李克強首相が記者会見を実施。これにより政策期待の買いが入り、下値を支えた。
業界再編の観測もあり、前日に続いて医薬・医療セクターが上昇。益佰製薬(600594.SS)と百霊製薬(002424.SZ)がストップ高、大型医薬株の広州白雲山医薬'A'(600332.SS)が4.90%高だった。国有企業を対象とする混合所有制改革(民間資本の導入)の第三弾の対象企業リストが今上期に明らかになると伝わり、国電南京自動化【売付のみ】(600268.SS)と金自天正【売付のみ】(600560.SS)がストップ高。すでに親会社が改革中の中国巨石(600176.SS)は本日発表の期末決算・配当も好材料視され、4.42%高で引けた。同じく同改革のテーマ株でもある石油大手の中国石油化工'A'(600028.SS)が3.64%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.25%高と買われ、上海総合指数を支えた。
一方で家電セクターが振るわず、創維数字(000810.SZ)が4.05%安、青島ハイアール(600690.SS)が1.91%安、長虹電器(600839.SS)が1.22%安。同じ耐久消費財の自動車株も下げ、一汽轎車(000800.SZ)が3.04%安、衆泰汽車(000980.SZ)が2.63%安、江淮汽車(600418.SS)が1.85%安。また、流通株の杭州解百(600814.SS)は期末決算の減益などを受け、1.14%安に沈んだ。
なお、B株市場は値下がり銘柄の方が多く、特に深センB株は約7割の銘柄が下落。アモイ燦坤実業(200512.SZ)が下落率1位の7.35%安、合肥美菱電器(200521.SZ)が1.86%安、無錫小天鵝(200418.SZ)が1.62%安など、家電株が低迷した。(中国部・畦田)
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