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【3月15日の中国本土市場】
2018.03.15 17:02
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも小幅に3日続落し、上海総合指数が前日比0.008％安の3291.11ポイント、B株指数が0.19％安の333.71ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反発し、0.21％高の1万1163.65ポイント。B株指数は小幅に3日続落し、0.07％安の1181.80ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2％減少し、概算で4352億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は10億700万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は5億3900万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
米国のトランプ政権が中国製品に対する高関税措置を検討しているとメディアが報じたほか、中国に対米貿易黒字を1000億米ドル削減するよう要求したとのニュースも流れた。米中の貿易摩擦が激化するとの見方が広がり、ニューヨーク市場はダウ平均が3日続落。中国に対する米国の強硬姿勢が警戒され、上海総合指数は低く寄り付いた。前場の序盤や終盤では上げに転じる場面もあったが、総じて軟調に推移。後場の終了間際に小幅高となる瞬間もあったが、わずかに下落して取引を終了した。
上海市場と深セン市場のいずれも全体の6割あまりの銘柄が下落。こうしたなか、上海市場では大型株が堅調で、上海総合指数の下げ幅縮小に寄与した。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.82％高だった。深セン市場では創業板の小型株が堅調。創業板指数が0.40％高となり、上昇率は深セン成分指数を上回った。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。四大国有銀行株では中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.97％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.31％高だったものの、中国銀行'A'（601988.SS）が前日比変わらず、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.12％安だった。二大石油株は中国石油化工'A'（600028.SS）が前日比変わらず、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.50％安。保険株は軒並み堅調で、太平洋保険'A'（601601.SS）が3.33％高、平安保険'A'（601318.SS）が2.42％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が1.08％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.63％高だった。
そのほかでは、酒造株の上昇が目立った。杏花村汾酒（600809.SS）が5.01％高、金楓酒業【売付のみ】（600616.SS）が4.15％高、老白干酒業（600559.SS）が3.59％高、安徽口子酒業（603589.SS）が3.56％高だった。上海B株市場は全体の6割近くの銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の5割あまりだった。（中国部・千原）
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