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【3月13日の中国本土市場】

2018.03.13 17:01

 主要指数は4営業日ぶりに小幅反落した。上海総合指数は前日比0.49%安の3310.23ポイント、B株指数は0.49%安の335.10ポイント。深セン市場は深セン成分指数が0.74%安の1万1241.40ポイント、B株指数が0.07%安の1188.51ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で約17%減少し、概算で5024億元。なお、「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は14億1500万元、「深股通」(香港経由の深センA株投資)は9200万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 本土市場は戻り売りの圧力に押され、2300近くの銘柄が下落。上海総合指数は概ねマイナス圏で低迷したが、かろうじて3300ポイント台は維持した。特段の買い材料に乏しい中で金融当局による規制・監督強化への警戒感が強まった。ユニコーン企業のテーマ銘柄の一角が本日から証取の命令で売買停止となったことがきっかけとなり、一部のハイテク関連株が調整。華勝天成(600410.SS)が3.38%安、烽火通信(600498.SS)が2.73%安。

 また、保険業界の監督管理体制が大幅に変わると伝わり、太平洋保険'A'(601601.SS)が2.95%安、新華人寿保険'A'(601336.SS)が2.90%安、平安保険'A'(601318.SS)が2.39%安など、保険セクターが指数の足を引っ張った。国泰君安証券'A'(601211.SS)が2.16%安、海通証券'A'(600837.SS)が1.85%安、中信証券'A'(600030.SS)が1.81%安など、証券大手もさえない。

 一方で約960の銘柄が上昇した。中国農業銀行'A'(601288.SS)は増収増益を確保した期末決算(速報値)と増資による財務基盤の強化を材料に買われ、2.48%高で引けた。全国人民代表大会(全人代)の会期中で郷村振興戦略への注目が高まり、益生種畜禽(002458.SZ)が3.76%高、深セン農産品(000061.SZ)が2.71%高、順キン農業(000860.SZ)が1.29%高など、農業関連株が総じて買われた。

 なお、B株市場は約7割の銘柄が下落。上海B株では期末決算(速報値)で小幅増益にとどまった老鳳祥(900905.SS)が1.29%安に沈んだ。一方で深センB株では無錫小天鵝(200418.SZ)が増収増益・増配の期末決算を発表し、1.75%高で指数の下げ幅を縮めた。(中国部・畦田)
 
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