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【2月23日の中国本土市場】
2018.02.23 17:03
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも5日続伸し、上海総合指数が前日比0.62％高の3289.02ポイント、B株指数が0.36％高の328.45ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が小幅に5日続伸し、0.03％高の1万662.79ポイント。B株指数は5日ぶりに反落し、0.24％安の1164.47ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2％増加し、概算で3326億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は12億3900万元の買い越し。「深股通」（香港経由の深センA株投資）の買越額は6億8700万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は朝方から上げ幅を広げ、前場の中盤で節目の3300ポイントに迫ったが、その後は上値が重く、前日終値付近で前場を終了。後場は序盤で下げに転じたが、すぐにプラスに切り返し、5日続伸で終了した。上海市場は全体の6割近くに上った。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割弱にとどまった。春節（旧正月）連休は明けたものの、商いは低調。両市場合計の売買代金は連休前から5日連続で4000億元を下回っている。大型株が引き続き堅調で、上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.86％高となり、上昇率は上海総合指数を上回った。深セン市場では小型株が軟調で、創業板指数は0.53％安だった。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が総じて堅調。うち四大国有銀行株は中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.69％高、中国銀行'A'（601988.SS）が0.45％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.22％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.14％高だった。二大石油株もそろって上昇。中国石油化工'A'（600028.SS）が1.54％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.36％高。保険株も買われ、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.31％高、平安保険'A'（601318.SS）が1.24％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が0.91％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が0.44％高だった。
そのほかでは、北京市の副都心「雄安新区」の関連銘柄が堅調で、韓建河山【売付のみ】（603616.SS）がストップ高だったほか、森特士興（603098.SS）が7.98％高。習近平・総書記が中央政治局常務委員会の会議を昨日開催し、計画編成の報告を受けたうえで、適切な時期に基礎的な重大プロジェクトを始動するよう要請したと伝わり、これが材料視された。
上海B株市場は全体の5割の銘柄が上昇。深センB株市場は全体の5割半の銘柄が下落した。（中国部・千原）
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