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【2月15日の香港市場】
2018.02.15 14:14
旧暦とり年の大年夜(大晦日)の香港市場は前場だけの半日取引。主要指数はそろって大幅に3日続伸。ハンセン指数は前日比1.96%高の3万1115.43ポイント、H株指数は2.23%高の1万2535.51ポイント、レッドチップ指数は1.78%高の4519.56ポイントだった。メインボードの売買代金は半日取引ということもあり、昨日に比べ30%減の769億900万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)は春節(旧正月)連休にともない停止しており、2月22日に再開する予定。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅に4日続伸。米国の1月の消費者物価指数(CPI)が上昇したことで、長期金利の上昇を懸念する売りが先行したものの、VIX指数の低下にともない、買いが優勢となった。金利上昇による利ザヤ拡大期待で金融株が買われたほか、原油相場の反発を受け、エネルギー株も堅調だった。ハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数も大幅高となった。
旧暦とり年の最終取引日を迎え、良好な外部環境を背景に香港市場は主要指数が高く寄り付いた。ダウ平均先物や日経平均が堅調なことを追い風に、ハンセン指数は中盤で節目の3万1000ポイントを抜き、本日の高値付近で引けた。8日ぶりに終値で3万1000ポイントを回復した。本土系の金融株や石油株が買われ、H株指数も大幅高となった。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く買われた。なかでも本土系の金融株や石油株の上昇が目立ち、中国建設銀行(00939.HK)が上昇率1位の4.69%高、中国海洋石油(00883.HK)が同4位の3.26%高、平安保険(02318.HK)が同5位の3.20%高、中国工商銀行(01398.HK)が同6位の3.09%高。
ニューヨーク市場でアップルが買われたことを好感し、スマートフォン部品関連株が堅調。瑞声科技(02018.HK)が上昇率3位の3.37%高、舜宇光学科技(02382.HK)が2.97%高。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)も3.09%高と続伸し、ハンセン指数の上昇に寄与した。
本土系不動産株も堅調で、碧桂園控股(02007.HK)が上昇率2位の3.89%高だったほか、華潤置地(01109.HK)が2.54%高、中国海外発展(00688.HK)が2.32%高だった。こうしたなか、香港系の不動産株や公益株の一角が売られ、九龍倉置業地産(01997.HK)が下落率1位の1.18%安だった。
香港市場は明日から春節連休となり、2月20日に再開する予定。(中国部・千原)
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