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【2月13日の香港市場】

2018.02.13 17:56

 主要指数は反発した。ハンセン指数は3日ぶりの上昇で、前日比1.28%高の2万9839.53ポイント。H株指数は0.87%高の1万2004.51ポイント、レッドチップ指数は1.14%高の4354.53ポイントと、いずれも7日ぶりに上昇した。メインボードの売買代金は昨日に比べ5%減少し、概算で1288億200万HKドル。なお、旧正月の関係で本日から「港股通」(本土からの香港株投資)が休みに入り、再開は2月22日を予定している。

 トランプ政権の大規模なインフラ投資計画などを手がかりに、前日の米国株市場は主要指数が上昇。外部環境の改善を支えに、本日の香港株市場は買い戻す動きが広がり、主要指数は高く寄り付いた。ハンセン指数は前場の中盤に3万ポイントの大台を回復。だが、旧正月連休を控えて様子見ムードが強く、連休前の換金売りもみられ、主要指数は上げ幅を縮めて引けた。ハンセン指数は反発したものの、大台を割り込んで大引け。H株指数はかろうじて1万2000ポイントは維持した。

 前日の米半導体SOX指数や米ハイテク株の上昇を追い風に、IT関連の銘柄が幅広く買い戻された。スマホ部品大手の舜宇光学科技(02382.HK)は期末決算の大幅増益見通しなどを手がかりに、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる5.68%高。同業の瑞声科技(02018.HK)も3.40%高と連れ高した。半導体市況の先行きを楽観し、華虹半導体(01347.HK)が5.59%高、上海先進半導体(03355.HK)が3.84%高など、半導体セクターが好調。

 さらに1月の中国の貸出統計が上振れしたことを受け、中信銀行(00998.HK)が1.81%高、中国銀行(03988.HK)が1.67%高、中国工商銀行(01398.HK)が1.39%高など、銀行株が買い戻された。保険大手も切り返し、平安保険(02318.HK)は前年同月比で2割増となった1月の保険料収入を好材料に3.65%高で引けた。2月の好調なカジノ市場を織り込み、銀河娯楽(00027.HK)が3.78%高、サンズチャイナ(01928.HK)が3.12%高など、マカオのカジノ大手が物色された。

 一方で通信大手が振るわず、中国電信(00728.HK)が1.72%安、中国移動(00941.HK)が0.60%安、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が0.40%安と、指数の重しになった。また、紡績大手の魏橋紡織(02698.HK)は期末決算の大幅減益見通しを明らかにし、6.01%安で取引を終了。航空大手がさえず、中国国際航空(00753.HK)が2.02%安、中国東方航空(00670.HK)が1.49%安だった。(中国部・畦田)
 
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