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【2月9日の香港市場】
2018.02.09 17:50
主要指数はそろって大幅安。ハンセン指数は大きく反落し、前日比3.09％安の2万9507.42ポイント。H株指数は3.86％安の1万1901.67ポイント、レッドチップ指数は3.08％安の 4322.34ポイントと、いずれも5日続落した。メインボードの売買代金は昨日に比べ47％増加し、概算で2190億8700万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）は上海経由が12億1800万元の買い越し。深セン経由は7億1600万元の売り越しに転じた（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が大幅続落し、下げ幅は史上二番目を記録。長期金利の上昇が嫌気され、ナスダック総合株価指数も大幅安となった。海外市況が不安定ななかで週末を迎え、香港市場は売りが先行。ハンセン指数は3万ポイント割れで寄り付き、その後も軟調に推移。終値でも昨年12月29日以来の3万ポイント割れとなった。
上海総合指数が春節（旧正月）連休を意識した手仕舞い売りで大幅安となり、香港市場に重複上場するH株が売られ、H株指数も大幅安で推移。終値は昨年12月29日以来の1万2000ポイント割れとなった。商いは大きく膨らみ、メインボードの売買代金は再び2000億HKドルを超過。本土マネーの動きは活発で、「港股通」の売買代金はメインボード全体の約18％に達した。上海経由の「港股通」は朝方から売り越しで推移していたが、後場の終盤で買い越しに転じた。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。碧桂園控股（02007.HK）が反落し、本日は下落率1位の6.68％安。昨日の上昇率2位だった銀河娯楽（00027.HK）の下げもきつく、本日は下落率2位の6.04％安だった。こうしたなか、昨日堅調だったスマートフォン部品メーカーの2銘柄が、後場の終盤で上げに転じた。昨日の上昇率4位だった舜宇光学科技（02382.HK）が、本日は同1位の1.68％高。また、昨日の上昇率1位だった瑞声科技（02018.HK）は同2位の0.20％高だった。（中国部・千原）
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