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【2月8日の香港市場】

2018.02.08 18:07

 主要指数はまちまち。ハンセン指数は6日ぶりに反発し、前日比0.42%高の3万451.27ポイント。H株指数は0.42%安の1万2380.38ポイント、レッドチップ指数は0.13%安の4459.94ポイントと、そろって4日続落した。メインボードの売買代金は昨日に比べ約32%減少し、概算で1491億8300万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はそろって買い越しに転じ、買越額は上海経由が15億2700万元、深セン経由が1億400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 ニューヨーク市場は長期金利の上昇に対する警戒感が強く、ダウ平均が小反落。原油安も重荷となった。ハイテク株も売られ、ナスダック総合株価指数も下落した。外部環境が不安定ななか、中国本土市場は春節(旧正月)連休を前に手仕舞い売りが続き、上海総合指数が3300ポイント割れで寄り付き、その後も軟調な値動きに終始。本土市場の動きを嫌気し、香港市場でも本土系の大型株が売られ、相場の重荷となった。

 ハンセン指数は総じて堅調だったものの、本土系の銘柄が売られたことで、前場と後場の終盤では下げに転じる場面もあった。H株指数は前場の中盤まで前日終値を挟んで一進一退だったが、下げに沈んで前場を終了。後場は序盤で上げに転じる場面もあったが、総じて軟調に推移した。商いは過去2日に比べ大幅に減少。もっとも、「港股通」の売買代金はメインボード全体の約15%を占め、買い越しに転じた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の上昇率3位だった瑞声科技(02018.HK)が続伸し、本日は同1位の3.52%高。スマートフォンの在庫調整で株価が調整したものの、成長性に変化はないと指摘するアナリストが投資判断と目標株価を引き上げ、これを好感したもようだ。同じくスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(02382.HK)も買われ、上昇率4位の2.58%高だった。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は1.30%高と続伸し、ハンセン指数の上昇に寄与した。

 マカオの観光当局者が春節のホテル予約状況について、高い水準にあることを明らかにした。これを受け、マカオのカジノ株が買われ、銀河娯楽(00027.HK)が上昇率2位の3.00%高、サンズチャイナ(01928.HK)が2.00%高だった。また、香港系や外国系の金融株が堅調。恒生銀行(00011.HK)が上昇率3位の2.68%高、中銀香港(02388.HK)が同5位の2.14%高だったほか、AIA(01299.HK)が1.89%高、HSBC(00005.HK)が0.62%高。昨日は軟調だった本土系不動産株は反発し、碧桂園控股(02007.HK)が1.00%高、華潤置地(01109.HK)が0.89%高、中国海外発展(00688.HK)が0.18%高だった。

 一方、原油相場の下げを嫌気し、本土系エネルギー株が大幅安。中国石油化工(00386.HK)が2.19%安、中国海洋石油(00883.HK)が1.87%安、中国石油天然気(00857.HK)が1.59%安、神華能源(01088.HK)が1.52%安となり、下落率1~4位に並んだ。また、本土系銀行株が続落し、中国工商銀行(01398.HK)が0.88%安だった。(中国部・千原)
 
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