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【2月7日の香港市場】
2018.02.07 18:01
主要指数はいずれも下落。ハンセン指数は5日続落し、前日比0.88%安の3万323.20ポイント。H株指数は1.99%安の1万2433.29ポイント、レッドチップ指数は1.73%安の4465.75ポイントと、そろって3日続落した。メインボードの売買代金は昨日に比べ約15%減少し、概算で2183億3700万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)はそろって売り越しに転じ、売越額は上海経由が3億7300万元、深セン経由が4億9600万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに大幅反発。前日に史上最大の下げ幅を記録した反動から、上げ幅は約2年5カ月ぶりの大きさとなった。投資家の不安心理を示すVIX指数も低下に向かった。外部環境の好転を受け、香港の主要指数はいずれも高く寄り付いた。ハンセン指数は始値で3万1000ポイント台に乗せたほか、H株指数も1万3000ポイント台で始まった。
こうしたなか、上海総合指数が前場の中盤で一気に下げに転じ、香港市場でも本土系の銘柄に売りが出た。H株指数は前場の中盤で1万3000ポイントを割り込み、後場で下げに転じた。その後も下げ続け、本日の安値付近で引けた。ハンセン指数は構成銘柄に含まれる大型のH株やレッドチップが重荷となったことで、前場の中盤から後場寄り直後にかけて3万1000ポイントを挟んで一進一退。後場の中盤で下げに転じ、本日の安値付近で引けた。
幅広い銘柄が売りに押され、売買代金は2日連続で2000億HKドルを上回った。海外マーケットが不安定ななか、春節(旧正月)連休が近づいていることから、本土マネーは手仕舞い売りに動いているもようで、「港股通」の売買代金はメインボード全体の16%を占めたうえ、上海経由と深セン経由のいずれも売り越しとなった。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系不動産株が大幅に続落し、華潤置地(01109.HK)が下落率1位の7.33%安。昨日の下落率3位だった中国海外発展(00688.HK)は、本日は同2位の4.92%安。昨日の下落率1位だった碧桂園控股(02007.HK)も、本日は同4位の4.00%安だった。今年は住宅ローン金利が上昇するうえ、不動産開発業者への銀行融資も引き締められると、中国本土の大手証券紙が報じ、これが嫌気されたもようだ。
本土系銀行株も大きく下げ、中国建設銀行(00939.HK)が下落率5位の2.64%安だったほか、中国工商銀行(01398.HK)が1.73%安。九龍倉集団(00004.HK)は来月5日からハンセン指数の構成銘柄から除外されることが決まり、下落率3位の4.84%安だった。
幅広い銘柄が売られたなか、ディフェンシブな内需株の一角が堅調。恒安国際(01044.HK)が1.75%高、中国旺旺(00151.HK)が1.73%高となり、上昇率1~2位に並んだ。瑞声科技(02018.HK)は買い戻され、上昇率3位の1.23%高。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は反発し、上昇率4位の1.17%高だった。(中国部・千原)
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