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【1月26日の中国本土市場】
2018.01.26 17:02
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が反発し、前日比0.27%高の3558.12ポイント。B株指数は3日続伸し、0.12%高の347.88ポイントだった。深セン市場はそろって反発し、深セン成分指数が0.04%高の1万1557.81ポイント、B株指数が0.44%高の1221.44ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約14%減少し、概算で5019億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は20億3800万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)は11億4300万元の買い越しだった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数は低く寄り付いたものの、前場の中盤にかけて前日終値を挟み一進一退となり、前場の終盤からは堅調に推移した。上海市場と深セン市場のいずれも下落した銘柄の方が多かったものの、大型株に支えられ、上海総合指数や深セン成分指数は上昇した。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.48%高、両市場の大型株300銘柄で構成されるCSI300指数は0.37%高となり、上昇率は上海総合指数や深セン成分指数を上回った。
上海A株市場では昨日軟調だった銀行株の多くが反発した。四大銀行株では中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.94%高、中国銀行'A'(601988.SS)が0.43%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.27%高だった。当局がデレバレッジ(負債圧縮)を推進することにともない、金利水準は比較的長期にわたり高止まりすると、大手投資銀行のアナリストが予想。これが銀行の利ザヤ拡大につながるとして、目標株価を引き上げたことが材料視された。また、シャドーバンキング(影の銀行)問題の解決に向け、デレバレッジを強化するために中国銀行業監督管理委員会と中国保険監督管理委員会の統合が計画されていると外電が報じ、これも手がかりとなったもようだ。保険株も買われ、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.87%高、新華人寿保険'A'(601336.SS)が2.28%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.60%高、平安保険'A'(601318.SS)が1.07%高だった。二大石油株はそろって上昇し、中国石油化工'A'(600028.SS)が1.79%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.64%高。
春節(旧正月)の旅行シーズンが近づくなか、航空株が大幅高。中国国際航空'A'(601111.SS)が6.05%高、中国南方航空'A'(600029.SS)が4.39%高。また、珠江デルタ地域の都市群で構成される粤港澳大湾区の発展計画が近く承認される見込みと、広東省発展改革委員会の主任が発言し、関連銘柄が買われた。世栄兆業(002016.SZ)がストップ高だったほか、華発実業(600325.SS)が6.20%高、陽光城(000671.SZ)が3.67%高、珠江実業(600684.SS)が4.26%高だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の5割半。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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