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【1月23日の香港市場】
2018.01.23 18:03
主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は前日比1.65％高の3万2930.70ポイント、レッドチップ指数は1.15％高の4854.65ポイントで、そろって6日続伸した。H株指数は18日続伸し、2.16％高の1万3490.45ポイント。メインボードの売買代金は前日比で約17％増加し、概算で1979億7900万HKドルの大商いだった。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が40億1400万元、深セン経由が22億7000万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
暫定予算の成立で政府機関閉鎖が解消される運びとなり、前日の米国株市場では主要3指数が過去最高値を更新。ニューヨークWTI原油先物も上昇した。さらに国際通貨基金（IMF）が中国を含む世界経済の成長見通しを引き上げた。こうした好材料を手がかりに、本日の香港株市場は主要指数が高く寄り付き、その後も堅調に推移した。特にハンセン、H株の両指数は好調で、ハンセン指数は連日の過去最高値更新。H株指数は連騰記録を18に伸ばした。
A株上昇に連れ高し、本土系銀行株が上昇。業績見通しや株価の値ごろ感も織り込まれた。中国建設銀行（00939.HK）が4.40
％高、交通銀行（03328.HK）が4.02％高、中国銀行（03988.HK）が3.63％高、中国工商銀行（01398.HK）が3.38％高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率上位にランクイン。原油高を追い風に石油セクターが買われた。特に油田サービス関連が買われ、安東油田服務（03337.HK）は新規受注の回復が好感されて17.11％高。同業の中海油田服務（02883.HK）も5.53％高と物色された。
また、自動車セクターが総じて上昇。吉利汽車（00175.HK）は経営トップによる株式の追加取得が伝わり、5.87％高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位になった。北京汽車（01958.HK）は大手投資銀行が引き続き買い推奨を維持し、4.28％高。政策支援の流れを織り込み、本土系不動産株も物色された。世茂房地産（00813.HK）は17年12月本決算の好業績見通しを支えに5.00％高。国際物流施設大手への出資が完了した万科企業（02202.HK）は1.08％高と堅調だった。
もっとも、販売額首位の碧桂園控股（02007.HK）は高値警戒感から利益確定売りが目立ち、0.70％安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位になった。また、非鉄セクターの中国有色砿業（01258.HK）は好業績見通しを明らかにしたが、すでに織り込み済みで6.82％安と急反落した。華能新能源（00958.HK）が1.13％安、大唐新能源（01798.HK）が0.99％安、華電福新能源（00816.HK）が0.98％安など、新エネ関連株が総じて振るわなかった。（中国部・畦田）
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