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【1月22日の香港市場】
2018.01.22 18:00
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は前営業日比0.42%高の3万2393.41ポイント、レッドチップ指数は1.12%高の4799.06ポイントで、そろって5日続伸した。H株指数は17日続伸し、0.19%高の1万3204.58ポイント。メインボードの売買代金は先週末に比べ約4%増加し、概算で1689億3400万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が47億500万元、深セン経由が15億2900万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場は企業業績への期待感を背景に、ダウ平均が反発。ナスダック総合株価指数も上昇し、過去最高値を更新した。外部環境は良好だったものの、米政府機関の一部が閉鎖したこともあり、本日の香港市場は朝方にかけて売りに押された。もっとも、すぐに買い戻す動きが広がり、ハンセン指数とH株指数は先週末の終値付近で小動きとなった。レッドチップ指数は前場の中盤から上げ幅を広げ、堅調に推移した。ハンセン指数は再び過去最高値を更新。H株指数は連騰記録を17に伸ばした。ただ、ハンセン指数とH株指数のいずれも、下落した構成銘柄の方が多かった。
ハンセン指数の構成銘柄では、華潤置地(01109.HK)が6.36%高となり、2日連続で上昇率1位。ファンダメンタルズが力強いとアナリストが評価したことを好感したもようだ。同じ本土系不動産株が連れ高し、中国海外発展(00688.HK)が2.01%高、碧桂園控股(02007.HK)が0.58%高だった。先週末は上昇率4位だった中国旺旺(00151.HK)が続伸し、本日は同2位の4.62%高。また、大手投資銀行がマカオのカジノ株の目標株価を引き上げたことを受け、サンズチャイナ(01928.HK)が上昇率3位の4.13%高、銀河娯楽(00027.HK)が同4位の3.20%高だった。
一方、中国工商銀行(01398.HK)が下落率1位の1.39%安など、本土系銀行株が売られ、ハンセン指数やH株指数の重荷となった。このほか、香港系の不動産株や金融株も軟調だった。
こうしたなか、BYD(01211.HK)が買われ、8.18%高。新エネルギー車や自動運転車を戦略的新興産業に組み入れると、国家発展改革員会の幹部が発言し、これが材料視されたもようだ。(中国部・千原)
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