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宝勝国際、最終支配者が同社株の非公開化を正式提案
2018.01.22 10:15
宝勝国際（03813.HK）は21日、スキーム・オブ・アレンジメント方式による同社株の非公開化（上場廃止）を最終支配者の宝成工業股フン有限公司（宝成、台湾証券取引所上場）が正式に提案したと発表した。宝成は宝勝国際の未保有株すべての買い取り、消却を目指す。厳しい経営環境を受け、宝成は宝勝国際の大規模な経営改革などが必要と判断。改革により宝勝国際の株価変動などが予想されることから、改革実施を最優先に考え、非公開化を目指すと強調している。また、宝勝国際の株式の低い流動性などを考慮し、時価を上回る価格で株主に現金化の機会を提供できると説明している。
1株あたりの対価は2.03HKドルを予定し、2018年1月19日の終値1.54HKドルを31.82％上回る水準。提示価格が引き上げられることはなく、予定スケジュールはあらためて開示するという。
なお、非公開化計画の発効には、株主総会での特別決議や、裁判所会議での独立株主による75％以上の賛成などが必要となる。このため、必ずしも実施されるとは限らないと強調している。
同計画が発効した場合、直接の親会社である裕元工業（集団）（00551.HK）は保有する宝勝国際の株式62.41％を宝成に譲渡し、37億6304万9667HKドルを取得する予定。裕元工業（集団）はその一部を特別現金配当として株主に還元するほか、残りは運転資金などに充てるという。
【出所】香港証取サイト上の公告(2018/01/21)
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