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【1月15日の香港市場】
2018.01.15 17:58
主要指数はハンセン指数が15営業日ぶりに小幅ながらも下落し、前営業日比0.23%安の3万1338.87ポイント。レッドチップ指数は4日ぶりに反落し、1.38%安の4593.91ポイントだった。一方でH株指数は0.01%高の1万2470.42ポイントと、小幅ながらも12日続伸。メインボードの売買代金は概算で1685億7000万HKドルに達し、約1カ月半ぶりの大商いを記録。先週末比で約2割増加した。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が12億900万元、深セン経由が10億400万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
税制改革による企業業績拡大を織り込み、先週末の米国株市場は主要3指数がそろって過去最高値を更新。国際原油相場も続伸した。良好な外部環境は続き、週明けの香港株市場は主要指数がいずれも小高く寄り付いた。もっとも、先週末までにハンセン指数が連騰記録を14日に伸ばすなど、年初来の株高による高値警戒感は鮮明であり、その後は上値が重い展開に終始。ハンセン指数は大引けにかけてマイナス圏に沈んだ一方、H株指数は終値ベースでかろうじてプラス圏に乗せた。レッドチップ指数は寄り付きからまもなくマイナス圏に沈むと、小安くもみ合い、取引終了にかけて下げ幅をやや広げた。香港株と同じく記録的な連騰を続けていたA株だが、本日の上海総合指数が12営業日ぶりに反落して取引を終えたことで、香港市場でも利益確定売りが優勢になった。
中国の12月の金融統計はいずれも市場予想を下回った。中国の金融引き締めへの警戒感が燻り、本土系の不動産株が調整。碧桂園控股(02007.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる5.68%安、中国海外発展(00688.HK)が3.55%安、華潤置地(01109.HK)が3.19%安に沈んだ。新年度の国内新車販売の減速感が懸念され、自動車セクターもさえない。吉利汽車(00175.HK)が3.14%安で取引を終了。自動車販売会社の中国永達汽車(03669.HK)が4.29%安、正通汽車(01728.HK)が3.22%安だった。
石炭・鉄鋼・非鉄・建材などの景気敏感株が幅広く利益確定売りに見舞われ、ヤン州煤業(01171.HK)が8.05%安、馬鞍山鋼鉄(00323.HK)が6.73%安、中国アルミ(02600.HK)が3.63%安、洛陽欒川(03993.HK)が3.52%安、安徽海螺水泥(00914.HK)が2.74%安。個別ではコラーゲンケーシングの国内大手である神冠控股(00829.HK)が6.32%安。17年12月本決算の大幅減益見通しが嫌気された。
一方でマカオのカジノ株が逆行高。新年のカジノ市場への期待感を背景に、サンズチャイナ(01928.HK)が5.51%高、銀河娯楽(00027.HK)が3.40%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1~2位を占めた。金相場の先高感を支えに、金鉱株の招金砿業(01818.HK)が4.07%高。大手投資銀行が新年度の保険市場について楽観的な見通しを示したことで、保険セクターが買われた。平安保険(02318.HK)は傘下フィンテック会社の香港上場の観測を支えに、2.08%高としっかり。太平洋保険(02601.HK)が2.93%高、中国太平(00966.HK)が1.87%高だった。(中国部・畦田)
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