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【1月15日の中国本土市場】
2018.01.15 17:00
主要指数はいずれも下落。上海市場は上海総合指数が12日ぶりに反落し、前営業日比0.53％安の3410.48ポイント。B株指数は反落し、1.17％安の341.38ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続落し、1.34％安の1万1307.45ポイント。B株指数は3日続落し、0.94％安の1190.92ポイントだった。両市場合計の売買代金は先週末に比べ約27％増加し、概算で5857億元。 「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は売り越しに転じ、売越額は16億4900万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は900万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は先週末までに11日続伸し、今世紀に入ってからの最長記録を更新していたこともあり、高値警戒感が強かった。本日は先週末の終値付近で寄り付き、朝方にかけて売りに押された。前場の中盤からは、先週末の終値を挟んで一進一退。後場の中盤になると、再び売りが優勢となり、本日の安値付近で引けた。上海市場と深セン市場のいずれも幅広い銘柄が売られ、下落銘柄が全体の8割に達した。商いも大きく膨れ、両市場合計の売買代金は3日ぶりに5000億元を上回った。
こうしたなか、大型株の一角は引き続き堅調。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は1.00％高となり、12日続伸を記録。上海市場と深セン市場の大型株300銘柄で構成される滬深300指数（CSI300）も小幅に続伸した。一方、中小型の銘柄が幅広く売られ、深セン市場の中小企業板指数は2.14％安、創業板指数は2.97％安に沈んだ。
上海A株市場の主力セクターでは、銀行株が総じて堅調。うち時価総額の大きな四大国有銀行は、中国工商銀行'A'（601398.SS）が2.88％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が2.74％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が2.28％高、中国銀行'A'（601988.SS）が2.20％高だった。二大石油株も買われ、中国石油化工'A'（600028.SS）が1.95％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.68％高。保険株も大幅高となり、太平洋保険'A'（601601.SS）が5.23％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が4.57％高、平安保険'A'（601318.SS）が4.35％高、中国人寿保険'A'（601628.SS）が3.45％高だった。このほか、上海市場を代表する大型株の上昇が目立ち、上証50指数の上昇に寄与した。
上海B株市場は全体の9割あまりの銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の9割半に達した。（中国部・千原）
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