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【1月12日の香港市場】
2018.01.12 17:53
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は14日続伸し、前日比0.93％高の3万1412.54ポイント。H株指数は11日続伸し、1.41％高の1万2468.93ポイント。レッドチップ指数は3日続伸し、0.98％高の4658.24ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約8％増加し、概算で1389億7400万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が18億9500万元、深セン経由が10億6600万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場は企業業績への期待感を背景に、ダウ平均が反発。2日ぶりに過去最高値を更新した。ハイテク株も買い戻され、ナスダック総合株価指数も反発し、再び過去最高値を塗り替えた。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移。ハンセン指数は史上初の14日続伸を記録した。ただ、高値警戒感もあり、本土マネーは手控え気味。「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約11％に低下している。
ハンセン指数の構成銘柄では、平安保険（02318.HK）が上昇率1位の3.41％高。同社グループのP2Pレンディングプラットフォーム「陸金所」（Lufax）が、今年4月にも香港市場に上場するとのニュースが流れ、これが材料視されたもようだ。昨日の下落率1位だったテンセント（00700.HK）は米国でハイテク株が買い戻された流れを受けて反発し、本日は上昇率2位の2.98％高だった。
原油相場の上昇を受け、中国海洋石油（00883.HK）が上昇率5位の2.45％高だったほか、中国石油化工（00386.HK）が1.87％高。石炭株の神華能源（01088.HK）も買われ、上昇率3位の2.71％高。昨日の下落率4位だった吉利汽車（00175.HK）は反発し、本日は上昇率4位の2.66％高だった。このほか、本土系金融株の上昇が目立った。
一方、昨日の上昇率1位だった舜宇光学科技（02382.HK）は利益確定売りに押され、本日は0.89％安。瑞声科技（02018.HK）も反落し、0.67％安だった。米長期金利の上昇が一服したことを嫌気し、HSBC（00005.HK）は0.41％安だった。（中国部・千原）
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