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【1月12日の中国本土市場】
2018.01.12 17:11
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が小幅に11日続伸し、前日比0.10％高の3428.94ポイント。B株指数は4日ぶりに小反発し、0.08％高の345.44ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が小反落し、0.01％安の1万1461.99ポイント。B株指数は続落し、0.18％安の1202.30ポイントだった。両市場合計の売買代金は昨日に比べ約3％減少し、概算で4612億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）の買越額は15億9200万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は6億9300万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海市場は昨日まで10日続伸していることから、本日は高値警戒感が強かった。上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退となった。最終的に上海市場は全体の6割近くの銘柄が下落したが、3割半ほどの上昇銘柄に大型株が多く、上海総合指数は小幅高となった。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.71％高となり、上昇率が上海総合指数を大幅に上回っている。なお、上海総合指数の11連騰は、1992年5月20日以来、約25年8カ月ぶり。深セン市場は全体の6割あまりの銘柄が下落した。
上海A株市場の主力セクターでは、銀行株がまちまち。うち時価総額の大きな四大国有銀行は、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.64％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.50％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.25％高、中国銀行'A'（601988.SS）が変わらずだった。二大石油株もまちまちで、中国石油化工'A'（600028.SS）が0.98％高だった一方、中国石油天然気'A'（601857.SS）が0.11％安。保険株は堅調で、太平洋保険'A'（601601.SS）が3.11％高、平安保険'A'（601318.SS）が2.42％高だった。値嵩株の茅台酒（600519.SS）は1.75％高だった。
そのほかでは、不動産株、酒造株、医薬株、産金株の上昇が目立った。不動産株では臥龍地産【売付のみ】（600173.SS）が8.54％高、万通地産【売付のみ】（600246.SS）が6.34％高、華遠地産（600743.SS）が5.01％高。酒造株では今世縁酒業（603369.SS）が5.07％高、医薬株では浙江医薬（600216.SS）が6.83％高、産金株では山東ゴールド（600547.SS）が3.19％高だった。
上海B株市場は全体の6割あまりの銘柄が下落したものの、2割半の上昇銘柄に支えられ、上海B株指数はわずかに上昇した。深センB株市場も全体の6割あまりの銘柄が下落した。（中国部・千原）
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