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【1月4日の香港市場】
2018.01.04 18:20
主要指数はそろって続伸。ハンセン指数は8営業日連続で上昇し、前日比0.57%高の3万736.48ポイント。H株指数は5日続伸し、0.94%高の1万2203.55ポイント。レッドチップ指数は11日続伸し、0.54%高の4535.52ポイント。メインボードの売買代金は前日とほぼ変わらず、概算で1318億3600万HKドルに達した。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が27億6700万元、深セン経由が12億4100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
複数の経済指標の上振れにともない米国経済拡大への期待感が続き、前日の米国株市場では主要3指数がそろって過去最高値を更新した。良好な外部環境を追い風に、本日の香港株市場でも引き続き買いが先行。高値警戒感を背景とした利益確定売りをこなしつつ、主要指数はプラス圏で底堅く推移した。ハンセン指数は3万ポイントの後半に達し、3万1000ポイント突破を視野に入れた。財新が本日発表した中国サービス業PMIも市場予想を上回る内容。CFLPと財新が発表した12月のPMIは製造業、サービス業の双方で強い値になったことで、新年の中国経済の強気見通しが広がり、相場を押し上げた。
ニューヨークWTI原油先物が3年ぶりの高値を付けたことで、三大石油株が急騰。中国石油天然気(00857.HK)が5.09%高、中国石油化工(00386.HK)が4.06%高、中国海洋石油(00883.HK)が3.78%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率2~4位を占めた。中海油田服務(02883.HK)が10.96%高、中石化石油工程技術服務(01033.HK)が6.97%高など、油田サービス会社が大幅高。また、米国株市場でハイテク株が再び動意付くなか、香港でもIT関連株が上昇した。大型IT株のテンセント(00700.HK)が2.27%高と買われ、ハンセン指数の上昇に貢献。さらに、中国本土と香港間の「互聯互通(クロスボーダー取引)」の対象にIPO(新規公開)を含めるという目標を明らかにした香港交易所(00388.HK)が2.16%高としっかり。
一方で消費関連株の一角に利益確定売りが目立った。乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)は高値警戒感から4.05%安と調整し、ハンセン指数構成銘柄の下落率1位。食肉大手の万洲国際(00288.HK)も2.82%安と反落した。最新iPhoneの販売低迷やバッテリー交換などが嫌気され、舜宇光学科技(02382.HK)が2.28%安、瑞声科技(02018.HK)が1.31%安と、スマホ部品メーカーがさえない。
個別では不動産大手の中国金茂(00817.HK)が2.95%高。17年12月本決算の好業績見通しが好感された。(中国部・畦田)
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