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【12月29日の香港市場】
2017.12.29 18:00
2017年の最終取引日は、主要指数がそろって上昇。ハンセン指数は5日続伸し、前日比0.18％高の2万9919.15ポイント。H株指数は続伸し、0.21％高の1万1709.30ポイント。レッドチップ指数は8日続伸し、0.37％高の4426.25ポイント。メインボードの売買代金は昨日に比べ約4％増加し、概算で775億2000万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が23億4700万元、深セン経由が13億4100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が続伸し、今月18日以来の過去最高値更新となった。良好な外部環境を背景に、香港の主要指数は前場の中盤で売りに押される場面があったものの、総じて堅調に推移した。ただ、今年最後の取引日ということもあり、商いは低調。ハンセン指数は3万ポイント目前で上値が重かった。
2017年の香港市場は大幅高。主要指数の年間騰落率は、ハンセン指数が35.99％高、H株指数が24.63％高、レッドチップ指数が23.36％高に達した。「港股通」を通じた本土マネーの影響力がしだいに増大。12月の前半はメインボードの売買代金は連日1000億HKドルを上回った。
本日のハンセン指数構成銘柄は、吉利汽車（00175.HK）が上昇率2位の1.87％高。今月1～22日の日平均販売台数について、前年同期比で38％増加したとアナリストが予想し、これが買い材料となった。上昇率1位はAIA（01299.HK）の2.14％高。また、11月の香港の個人住宅販売価格指数が13カ月連続で最高値を更新したほか、個人住宅賃貸料指数も9カ月連続で過去最高を更新したことから、香港系不動産株の上昇が目立った。
一方、昨日まで2日連続で上昇率1位だった碧桂園控股（02007.HK）が利益確定売りに押され、本日は下落率1位の2.48％安。昨日の上昇率3位だった瑞声科技（02018.HK）が、下落率2位の2.17％安だった。 そのほかの銘柄では、航空株が買われ、中国東方航空（00670.HK）が5.78％高、中国国際航空（00753.HK）が3.26％高だった。（中国部・千原）
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