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【12月28日の香港市場】
2017.12.28 18:02
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は4日続伸し、前日比0.89%高の2万9863.71ポイント。H株指数は反発し、0.57%高の1万1683.99ポイント。レッドチップ指数は7日続伸し、0.52%高の4409.53ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約10%減少し、概算で744億2000万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が15億2400万元、深セン経由が8億2500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。ハイテク株などに押し目買いが入った。外部環境の好転を受け、ハンセン指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移。本日の高値付近で引けた。H株指数は朝方こそ下げに転じる場面もあったが、前場の中盤で再びプラスとなり、大引け間際に一段高となった。年末年始に休暇を取る海外投資家が多く、メインボードの売買代金は昨日に比べ減少。その一方で本土マネーは活発で、「港股通」の売買代金がメインボード全体に占める比率は約18%に上った。
ハンセン指数の構成銘柄では、碧桂園控股(02007.HK)が7.90%高となり、2日連続で上昇率1位。初めての住宅購入などを支援する政府の方針を受け、地方都市でのシェア拡大を期待する買いが入ったもようだ。外資銀行から多額の融資を獲得したニュースも追い風となった。その他の本土系不動産株も続伸し、華潤置地(01109.HK)が2.66%高、中国海外発展(00688.HK)が1.62%高だった。
ニューヨーク市場でハイテク株が買われた流れを受け、昨日の下落率1位だった舜宇光学科技(02382.HK)が反発し、本日は上昇率2位の4.68%高。昨日の下落率2位だった瑞声科技(02018.HK)も買い戻され、本日は上昇率3位の3.78%高だった。時価総額の大きなテンセント(00700.HK)は1.74%高だった。幅広い銘柄が買われるなか、石油株の一角が軟調だった。
そのほかの銘柄では、昨日は55.72%高だった紫光科技(00365.HK)が大幅続伸し、本日は63.87%高。高値は120.73%高だった。昨日は30.87%安で売買停止となった覇王国際(01338.HK)が買い戻され、本日は29.44%高。離婚に向けて動いている創業者夫婦の争いが昨日の急落の背景にあったが、同社への影響は限定的との見方から買い戻された。(中国部・千原)
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