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【12月26日の中国本土市場】
2017.12.26 17:06
主要指数はそろって反発した。上海市場は上海総合指数が3営業日ぶりに反発し、前日比0.78%高の3306.12ポイント。B株指数は0.53%高の337.74ポイントだった。深セン市場は3日ぶりに上昇し、深セン成分指数が0.14%高の1万1021.83ポイント、B株指数が0.36%高の1153.88ポイント。両市場の売買代金は前日比で約4%減少し、概算で3645億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は香港のクリスマス休暇により、先週末から停止。今週27日の再開を予定している。
本土市場は自律反発狙いの買いが目立ち、約2500以上の銘柄が上昇。下落は740銘柄あまりにとどまった。上海総合指数は大引けにかけて上げ幅を広げ、3営業日ぶりに3300ポイントを回復して取引を終了。深セン成分指数は軟調な値動きが続いたが、取引終了間際にかろうじて上げに転じた。
上海市の発展計画(17~35年)を国務院が承認したと伝わり、地場系銘柄の多くに押し目買いが入った。上海錦江国際実業投資'A'(600650.SS)が4.95%高、中国東方航空'A'(600115.SS)が4.26%高、華貿国際物流(603128.SS)が4.26%高、上海ポート(600018.SS)が2.87%高。上海を含む全国の主要港湾都市で「自由貿易港」の設置が進むとの期待感から、秦皇島港'A'(601326.SS)がストップ高、広州港(601228.SS)が4.09%高など、特に港湾セクターが好調だった。農業政策の方針を定める全国農業工作会議が近づき、農業関連株が続伸。第一トラクター'A'(601038.SS)と荘園牧場'A'(002910.SZ)が連日のストップ高となり、順キン農業(000860.SZ)が2.68%高だった。
また、年を跨いだ来週からは資金逼迫感が和らぐとの見方から、杭州銀行(600926.SS)が3.84%高、中国農業銀行'A'(601288.SS)が2.17%高、中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.89%高など、銀行株が上昇。保険料収入の増加が来年も続くとの見通しから、新華人寿保険'A'(601336.SS)が5.78%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が1.52%高など、保険大手も好調だった。
一方で金鉱株に利益確定売りがみられ、赤峰黄金(600988.SS)が2.76%安、西部黄金(601069.SS)が2.23%安。家電大手が振るわず、美的集団(000333.SZ)が2.71%安、老板電器(002508.SZ)が2.25%安、格力電器(000651.SZ)が1.65%安だった。
B株市場はA株に連れ高。特に上海B株は地場系銘柄が堅調だった。一方で深センB株は値上がり銘柄が多数を占めたものの、大型株の重慶長安汽車(200625.SZ)が0.35%安など低迷し、指数は小幅高にとどまった。(中国部・畦田)
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