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【12月25日の中国本土市場】
2017.12.25 17:21
主要指数はそろって下落。上海市場は上海総合指数が続落し、前営業日比0.50%安の3280.46ポイント。B株指数は3日ぶりに反落し、0.51%安の335.95ポイントだった。深セン市場はいずれも続落で、深セン成分指数が0.79%安の1万1005.50ポイント、B株指数が0.26%安の1149.64ポイント。両市場の売買代金は先週末に比べ約13%増加し、概算で3812億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)と「深股通」(香港経由の深センA株投資)は香港のクリスマス休暇により、先週末から停止。今週27日の再開を予定している。
週明けの本土市場は2500以上の銘柄が下落。値上がりは730銘柄あまりにとどまった。朝方堅調だった上海総合、深セン成分の両指数も前場の半ばからは下げ幅を広げ、後場も低迷した。欧米や香港がクリスマス休暇に入り、海外発の好材料に事欠く状況。こうしたなか、中国の金融市場は引き続き年末前の資金逼迫感がみられ、長短金利の上昇観測が投資マインドを重くした。
「iPhone X」の販売苦戦が伝えられ、聯創電子(002036.SZ)が7.34%安、超声電子(000823.SZ)が6.90%安、水晶光電(002273.SZ)が5.32%安など、アップル関連株が大幅安に沈んだ。A株市場の商い低迷が嫌気され、中国銀河証券'A'(601881.SS)が5.59%安、中原証券'A'(601375.SS)が3.70%安、国金証券(600109.SS)が1.96%安など、証券株の下げが目立った。
中国政府が太陽光発電の卸電力価格の引き下げを決めたことで、隆基シリコン(601012.SS)が1.66%安、愛康科技(002610.SZ)が0.42%安など、関連銘柄の一角がさえない。また、高速道路セクターが振るわず、安徽高速道路'A'(600012.SS)が5.34%安、四川高速道路'A'(601107.SS)が1.45%安、江蘇高速道路'A'(600377.SS)が0.20%安。
一方で来年の農業政策の方針を定める全国農業工作会議が近づき、農業関連株に逆行高が目立った。第一トラクター'A'(601038.SS)と大康農業(002505.SZ)、泰禾集団(000732.SZ)、荘園牧場'A'(002910.SZ)がストップ高。国際金相場の上昇が伝わり、山東ゴールド(600547.SS)が1.97%高、中金ゴールド(600489.SS)が1.46%高など、金鉱株が堅調だった。
なお、B株市場はA株に連れ安し、70近い銘柄が下落。値上がりは約20銘柄にとどまった。(中国部・畦田)
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