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【12月22日の香港市場】
2017.12.22 18:01
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.71％高の2万9578.01ポイント、H株指数は0.48％高の1万1653.08ポイントと、いずれも続伸。レッドチップ指数は5日続伸し、1.59％高の4371.46ポイント。メインボードの売買代金は昨日に比べ約19％減少し、概算で718億3000万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が10億5600万元、深セン経由が5億8900万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
ニューヨーク市場はダウ平均が3日ぶりに反発。米金利や原油相場の上昇を受け、金融株や石油株が買われた。ナスダック総合株価指数も3日ぶりに小反発した。香港市場は明日から今月26日までのクリスマス連休を控えているものの、良好な外部環境を背景に、高く寄り付いた。H株指数は前場で下げに転じる瞬間もあったが、それを除けばいずれの指数も堅調に推移。クロージング・オークション・セッション（後場の板寄せ）にまとまった買いが入ったことで一段高となり、ハンセン指数とレッドチップ指数は高値引けした。
クリスマス連休を前に商いは閑散。メインボードの売買代金が800億HKドルを下回るのは、今年10月25日以来、約2カ月ぶり。海外マネーが減少したことにともない、本土マネーが商いに占める比率が拡大。「港股通」の売買代金がメインボードに占める比率は約15％に上った。なお、香港市場は来週25～26日が休場となり、27日に再開する。
ハンセン指数の構成銘柄では、連休を前に消費関連株が買われた。蒙牛乳業（02319.HK）が上昇率1位の5.61％高だったほか、中国旺旺（00151.HK）が同3位の3.47％高。本土系不動産株も堅調で、碧桂園控股（02007.HK）が2.60％高、華潤置地（01109.HK）が1.83％高、中国海外発展（00688.HK）が1.03％高。原油相場の上昇を好感し、中国海洋石油（00883.HK）が1.27％高、中国石油天然気（00857.HK）が0.91％高、中国石油化工（00386.HK）が0.87％高だった。
一方、幅広い銘柄が買われるなか、マカオのカジノ株が利益確定売りに押された。銀河娯楽（00027.HK）が1.82％安、サンズチャイナ（01928.HK）が1.36％安となり、下落率1～2位に並んだ。
そのほかの銘柄では、昨日は大幅高となった復星国際（00656.HK）が反落し、本日は1.70％安。その復星国際を主要株主に迎える青島ビール（00168.HK）は、昨日こそ大幅安となったものの、本日は5.87％高だった。（中国部・千原）
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