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【12月18日の香港市場】
2017.12.18 18:19
主要指数はそろって反発。ハンセン指数は前営業日比0.70%高の2万9050.41ポイントと、3営業日ぶりに上昇した。H株指数は0.43%高の1万1415.13ポイント、レッドチップ指数は0.005%高の4239.23ポイントと、いずれも小幅に反発。メインボードの売買代金は先週末比で3割弱減少し、概算で920億8400万HKドル。約6週ぶりに1000億HKドルを下回った。なお、「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は、上海経由が3億5100万元、深セン経由が3億8400万元に大きく減少した(注文ベース:買注文と売約定の差)。
複数の共和党有力議員が税制改革法案で賛成に転じたことで、年内の法案成立がほぼ確実な状況となった。これを受けて先週末の米国株市場は上昇し、主要3指数はそろって最高値を更新した。外部環境の改善を追い風に、週明けの香港株市場は買い戻す動きが先行。主要指数はもみ合いながらも後場は最終的に反発して取引を終えた。ハンセン指数は概ねプラス圏で推移し、再び節目の2万9000ポイントを回復した。一方で本日から来年の経済政策を定める中央経済工作会議が開幕。結果が公表される20日を前に様子見ムードが広がると、商いは縮小し、上値の重さも目立った。
香港交易所(00388.HK)が買い進まれ、ハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる4.24%高。香港市場の高水準の商いに加え、上場規則の規制緩和をめぐる思惑買いがみられた。来年からの業績改善を織り込み、本土系の銀行株が反発。中国工商銀行(01398.HK)が1.79%高、中国建設銀行(00939.HK)が1.15%高、中国銀行(03988.HK)が0.53%高だった。業界再編の進展が好感され、競争力に秀でた石炭大手が物色された。ヤン州煤業(01171.HK)が5.55%高、神華能源(01088.HK)が2.40%高、内モンゴル伊泰石炭'H'(03948.HK)が2.31%高。供給不足による市場価格の上昇を織り込み、崑崙能源(00135.HK)が8.07%高、中国燃気(00384.HK)が2.77%高など、ガスセクターが堅調だった。
一方で将来の出荷量減少への警戒感が根強く、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(02382.HK)と瑞声科技(02018.HK)がそれぞれ2.10%安、1.64%安に沈み、ハンセン指数構成銘柄の下落率2~3位。また、A株市場の売買代金が低迷するなかで金融当局の規制強化が一段と強まるとの観測から、証券セクターの下げが目立った。中信建投証券(06066.HK)が5.49%安、国泰君安証券(02611.HK)が2.37%安、光大証券(06178.HK)が3.66%安に沈んだ。(中国部・畦田)
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