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【12月18日の中国本土市場】
2017.12.18 17:30
主要指数は上海市場が堅調、深セン市場が軟調だった。上海市場はいずれも3日ぶりに小反発し、上海総合指数が前営業日比0.05%高の3267.92ポイント、B株指数が0.14%高の337.15ポイント。深セン市場はそろって3日続落し、深セン成分指数が0.34%安の1万960.11ポイント、B株指数が0.15%安の1144.45ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約10%減少し、概算で3408億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は買い越しに転じ、買越額は15億4400万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も4億4200万元の買い越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数は前場にかけて先週終値を挟み一進一退。後場は寄り付きからマイナス圏で推移していたが、取引終了間際に上げに転じた。上海市場は全体の5割あまりの銘柄が下落し、上昇銘柄は4割弱にとどまったものの、大型株にけん引され、上海総合指数は小幅に上昇した。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は0.31%高となり、上昇率は上海総合指数を上回った。深セン市場は全体の6割あまりの銘柄が下落。なかでも中小企業板の下げがきつかった。中央経済工作会議が本日から始まったことを受け、様子見ムードが強かった。両市場合計の売買代金は5日連続で4000億元を下回った。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株がまちまち。二大石油株はそろって反発し、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.16%高、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.12%高。保険株は堅調な銘柄が多かった。こうしたなか、石炭株の上昇が目立った。陝西黑猫焦化(601015.SS)やロ安環保エナジー(601699.SS)がストップ高だったほか、平煤(601666.SS)が7.57%高、ヤン州煤業'A'(600188.SS)が6.22%高。酒造株、非鉄金属株、鉄鋼株なども総じて堅調だった。個別の材料があった銘柄では、テンセント(00700.HK)からの出資を受ける永輝スーパー(601933.SS)が売買を再開し、5.62%高だった。一方、先週末は堅調だった小売株、医薬株などの下げが目立った。
上海B株市場は全体の5割の銘柄が上昇。深センB株市場は上昇銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きな自動車株が重荷となり、深センB株指数はわずかに下落した。江鈴汽車(200550.SZ)が下落率3位の1.50%安だったほか、重慶長安汽車(200625.SZ)が同5位の1.04%安だった。地方の保護主義問題を解決するため、財政部が地方政府に新エネルギー車に対する補助金政策を取り消すよう促す方針と外電が伝え、これを嫌気したもようだ。(中国部・千原)
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