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【12月15日の中国本土市場】
2017.12.15 16:57
主要指数はいずれも続落。上海市場は上海総合指数が前日比0.79%安の3266.13ポイント、B株指数が0.03%安の336.65ポイント。深セン市場は深セン成分指数が1.00%安の1万998.11ポイント、B株指数が0.92%安の1146.24ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約5%増加し、概算で3767億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は売り越しに転じ、売越額は10億6500万元。「深股通」(香港経由の深センA株投資)も14億5900万元の売り越しに転じた(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海市場は小安く寄り付き、前場にかけて下げ幅を拡大。大型株を中心に売られ、後場は概ね3260~3270ポイントのレンジで推移した。上海市場は全体の6割の銘柄が下落。上海市場の大型株50銘柄で構成される上証50指数は下げが大きく、1.04%安だった。深セン市場の下落銘柄は全体の5割あまりだったが、大型株が重荷となり、深セン成分指数の下げ幅を広げた。手控えムードが強く、両市場合計の売買代金は4日連続で4000億元を下回った。
上海A株市場の主力セクターでは、時価総額の大きな銀行株が軒並み安。うち四大国有銀行株は、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.07%安、中国銀行'A'(601988.SS)が0.77%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.67%安、中国建設銀行'A'(601939.SS)が0.14%安。地方銀行や中堅銀行は下げがきつかった。二大石油株もそろって下落し、中国石油天然気'A'(601857.SS)が0.88%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が0.50%安。保険株はまちまちだった。
そのほかでは、金関連の銘柄が堅調。西部黄金(601069.SS)がストップ高だったほか、赤峰黄金(600988.SS)が4.99%高。米国の利上げを契機に、金相場が上昇しており、これが手がかりとなったもようだ。また、小売株、ハイテク株、医薬株の一角などがしっかり。
上海B株市場は全体の7割の銘柄が下落。深センB株市場の下落銘柄は全体の6割半だった。(中国部・千原)
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