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【12月11日の香港市場】
2017.12.11 18:02
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は大幅に3日続伸し、前営業日比1.13％高の2万8965.29ポイント。H株指数は1.25％高の1万1431.62ポイント、レッドチップ指数は0.79％高の4253.81ポイントと、そろって続伸した。メインボードの売買代金は先週末に比べ約5％減少し、概算で1091億9000万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は、上海経由が35億4600万元、深セン経由が14億3100万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
先週末のニューヨーク市場は、米雇用統計を好感し、ダウ平均が4日ぶりに過去最高値を更新。ハイテク株も買われ、ナスダック総合株価指数は3日続伸した。良好な外部環境を背景に、週明けの香港市場の主要指数は、前場の中盤で売りに押される場面もあったが、総じて堅調に推移。上海総合指数やダウ平均先物が好調だったことも追い風となり、いずれの指数も本日の高値付近で引けた。本土マネーの動きは活発で、「港股通」の売買代金はメインボード全体の約13％を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、平安保険（02318.HK）が続伸し、上昇率1位の3.76％高。マカオのカジノ株も買われ、サンズチャイナ（01928.HK）が上昇率3位の3.12％高のほか、銀河娯楽（00027.HK）が1.91％高。クリスマス期間のカジノホテルの予約が好調と伝わり、ポジティブな評価が相次いだ。米国でハイテク株が買われた流れを受け、テンセント（00700.HK）が2.89％高、瑞声科技（02018.HK）が2.75％高、舜宇光学科技（02382.HK）が2.67％高といずれも続伸し、上昇率4～6位に並んだ。AIA（01299.HK）は1.37％高。海外保険会社に対する中国本土の出資比率規制が緩和されるとの見通しを背景に、潜在的成長力を評価するアナリストが、目標株価を大幅に引き上げたことを好感した。
幅広い銘柄が買われたなか、消費関連株の一角が売られ、中国旺旺（00151.HK）が下落率1位の2.13％安、恒安国際（01044.HK）が同2位の1.62％安。本土系不動産株も売られ、碧桂園控股（02007.HK）が1.07％安、中国海外発展（00688.HK）が0.41％安、華潤置地（01109.HK）が0.22％安。このほか、香港系公益株の一角などが軟調だった。（中国部・千原）
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