中国株ニュース 詳細
中国国際コンテナ、中国消防への資産注入を通じたスピンオフを計画
2017.12.05 10:32
中国国際コンテナ(02039.HK)は4日、30%出資する中国消防(00445.HK)への資産注入を通じた実質的なスピンオフ上場の計画を発表した。空港のボーディングブリッジ(旅客搭乗橋)の生産・販売を手がける徳利国際有限公司(徳利国際、シンガポール登記)の株式99.41%と、その中国本土子会社である深セン中集天達空港設備有限公司(天達)の出資持分100%について、中国国際コンテナなどは中国消防に総額44億1708万4305元で売却する。中国消防は対価株と転換社債(CB)を割り当てて支払い、割当価格と転換価格はいずれも0.366HKドルを予定しているという。
取引完了後、中国国際コンテナの中国消防への持ち株比率は最大51%に上昇し、CBが行使された場合はさらに59.3%となる見込み。中国国際コンテナは新たに子会社化する中国消防を通じて徳利国際の株式99.41%、天達の出資持分100%を保有することになり、実質的に徳利国際と天達がスピンオフ上場することになる。中国国際コンテナは中国消防をボーディングブリッジを含む空港関連設備事業の中核子会社に位置付け、グループ内の経営資源の最適配分や収益力の強化を目指す方針。中国消防にとっても新規事業への進出による利益拡大や、徳利国際との提携強化による製品・サービス力の向上などが見込めるとしている。
中国消防の新株の発行価格やCBの転換価格である0.366HKドルは2017年12月1日の終値0.46HKドルを20.4%下回る水準。取引後、中国国際コンテナは中国消防の株式に対してマンダトリー・オファー(義務的公開買付)の義務が発生するが、この免除を申請するという。
なお、徳利国際はシンガポールで設立された世界有数のボーディングブリッジの生産メーカーであり、中国本土で事業展開する天達の株式70%を保有。2016年12月本決算の徳利国際の売上高は15億2279万元、税引き後利益は1億1179万元、天達の売上高は11億4636万5000元、税引き後利益は1億3014万6000元だった。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/12/04)
- 外国株式のリスク
- 外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
- 外国株式取引の手数料について
-
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
- 中国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
- 米国株の株価・企業情報などについて
- 株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
-
ニュース
-
決算・上場スケジュール
-
STOCKVOICEオンデマンド放送
-
便利なツール・サービス
-
ゼロから始める中国株入門