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TCL多媒体、株主割当増資を計画
2017.11.28 10:08
TCL多媒体（01070.HK）は27日、既存株3株につき新株1株を割り当てる株主割当増資（ライツ・イシュー）を実施すると発表した。日本人を含む海外株主は規制があるため増資に応じることはできない。1株あたりの割当価格は3.46HKドル。これにより、少なくとも約20億1460万HKドル（諸費用を除く）を調達する見込み。調達資金は消費家電分野の業務多角化や海外販売網の拡充に向けた投資、製品のスマート家電化に向けた研究開発に充てるほか、親会社のTCL集団（000100.SZ）を頂点とするグループ全体の次世代液晶パネル・ディスプレイの新生産拠点の建設資金などにも投じるという。
割当価格の3.46HKドルは2017年11月27日の終値4.66HKドルを25.8％下回る水準。予定スケジュールによると、株主割当増資の権利落ち日は12月18日となる。
なお、親会社のTCL集団（持ち株比率：51.83％）は割当分すべてに応募することを確約。増資完了後、TCL多媒体は社名を「TCL電子控股有限公司」（TCL Electronics Holdings Ltd.）に変更し、グループ全体のシナジー効果を高めて収益拡大に努めるとしている。
【出所】香港証取サイト上の公告(2017/11/27)
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