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【11月24日の香港市場】
2017.11.24 18:02
主要指数はいずれも反発。ハンセン指数は前日比0.53％高の2万9866.32ポイント、H株指数は1.45％高の1万1908.19ポイント、レッドチップ指数は0.32％高の4381.67ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約23％減少し、概算で1046億3300万HKドル。「港股通」（本土からの香港株投資）の買越額は上海経由が1億7400万元、深セン経由が10億5200万元だった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
昨日の香港市場は中国本土市場の急落を受け、ハンセン指数が前日比0.98％安となり、3万ポイントの大台を割り込んだ。本土系の金融株を中心に売られたことで、H株指数は1.85％安となった。ニューヨーク市場は感謝祭で休場。こうしたなか迎えた本日の香港市場は、本土系の銘柄が買い戻される展開となった。ハンセン指数とH株指数は総じて堅調に推移。レッドチップ指数は前引けや後場寄りの付近で下げる場面もあった。商いは昨日に比べ落ち込んだものの、メインボードの売買代金は15日連続で1000億HKドルを上回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の上昇が目立った。平安保険（02318.HK）が上昇率1位の3.52％高だったほか、中国建設銀行（00939.HK）が同4位の1.59％高、中国銀行（03988.HK）が1.04％高。幅広い銘柄が買い戻されるなか、吉利汽車（00175.HK）が下落率1位の1.76％安。時価総額の大きなテンセント（00700.HK）が0.90％安だった。
そのほかでは、17年9月中間決算を発表した莎莎国際（00178.HK）が4.13％高。最悪期は脱したとアナリストが評価し、これが買い材料となった。中国核能科技（00611.HK）は3.78％高。直近株価を上回る割当価格で株主割当増資を計画しており、これを好感した。高い割当価格を提示する強気の姿勢と株価が理論修正されずに資金調達できることなどが評価されたもようだ。（中国部・千原）
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