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【11月22日の香港市場】
2017.11.22 17:48
主要指数はいずれも続伸。ハンセン指数は前日比0.62%高の3万3.49ポイントと、5営業日連続で続伸。H株指数は0.70%高の1万1958.63ポイント、レッドチップ指数は0.90%高の4395.51ポイントと続伸した。メインボードの売買代金は前日をわずかに上回り、概算で1574億35000万HKドルと今年最大の大商いになった。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が14億2900万元、深セン経由が17億2700万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
複数の経済指標や企業決算などが好感され、前日の米国株市場ではダウ平均を含む主要3指数がそろって過去最高値を更新した。外部環境が一段と改善すると、本日の香港株市場は主要指数が高くスタートした。前日に約10年ぶりの高値を付けたハンセン指数は寄り付きで3万ポイントの大台を突破。これが投資家心理をさらに好転させ、大引けまで堅調に推移した。一方で高値警戒感も意識され、ザラ場では大台割れの場面もみられたが、最終的にかろうじて3万ポイント台で引けた。大台で取引を終えたのは07年11月2日以来。
大手デベロッパーによる販売拡大を織り込み、主だった本土系不動産株が続伸。中国海外発展(00688.HK)が2.48%高、華潤置地(01109.HK)が2.30%高で、ハンセン指数構成銘柄の上昇率上位に並んだ。人民元高に加えて7-9月期の好業績が材料視され、中国東方航空(00670.HK)が11.31%高、中国南方航空(01055.HK)が8.52%高、中国国際航空(00753.HK)が6.90%高、と大手航空3社が動意付いた。中国航空科技工業(02357.HK)が5.12%高、北京首都国際機場(00694.HK)が3.54%高、中国民航信息網絡(00696.HK)が2.26%高など、空運関連株がそろって上昇。
また、欧米株の大幅高を追い風に金融世界大手のHSBC(00005.HK)が1.78%高と物色され、ハンセン指数の上昇に貢献。足元の高水準の売買代金が好感され、香港交易所(00388.HK)が3.83%高と続伸し、構成銘柄の上昇率1位になった。株式市場の活況を受けて本土系の銀行・証券株が引き続き買われ、中国建設銀行(00939.HK)が1.59%高、中国工商銀行(01398.HK)が1.60%高、国泰君安証券(02611.HK)が2.77%高。個別では民営ソフト会社の金山軟件(03888.HK)が7-9月期決算の好業績を手がかりに、9.74%高と買い進まれた。
一方で前日急騰した保険大手の平安保険(02318.HK)に利益確定売りがみられ、2.43%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位になった。上場来高値の更新が続く大型IT株のテンセント(00700.HK)も調整売りに押され気味となり、0.74%安に沈みハンセン指数の重しになった。個別では時計販売チェーンの冠亜商業(00104.HK)が15.35%安。筆頭株主による保有株売却交渉が打ち切りとなり、再編期待が萎んで失望売りに押された。(中国部・畦田)
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