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【11月22日の中国本土市場】
2017.11.22 17:19
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも3日続伸し、上海総合指数が前日比0.58％高の3430.46ポイント、B株指数が0.33％高の344.22ポイント。深セン市場は深セン成分指数が3日ぶりに反落し、0.35％安の1万1560.79ポイント。B株指数は小反落し、0.15％安の1191.71ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約1％増加し、概算で5660億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は3億6800万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）も1億6900万元の買い越しに転じた（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は小高く寄り付き、前場の中盤まで上げ幅を広げたが、その後は徐々に売りに押された。後場の中盤で一気に下げに転じ、3400ポイント割れが意識されたが、終盤で再び戻した。3日続伸で取引を終了したものの、昨日や一昨日と同じく上海市場は下落銘柄の方が多かった。上海総合指数の上昇は、時価総額の大きな銀行株や石油株に支えられた。深セン市場の上昇銘柄は全体の4割にとどまった。
上海A株市場の主力セクターは、時価総額の大きな銀行株が総じて堅調。四大国有銀行株は中国農業銀行'A'（601288.SS）が3.82％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が3.51％高、中国銀行'A'（601988.SS）が2.80％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が1.79％高だった。二大石油株はそろって上昇し、中国石油化工'A'（600028.SS）が3.66％高、中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.18％高。一方、昨日は堅調だった保険株が売られ、中国人寿保険'A'（601628.SS）が3.08％安、太平洋保険'A'（601601.SS）が2.59％安、新華人寿保険'A'（601336.SS）が2.54％安、平安保険'A'（601318.SS）が1.26％安だった。
こうしたなか軍需株が買われ、航天通信【売付のみ】（600677.SS）がストップ高だったほか、中航高科（600862.SS）が7.41％高、航天晨光【売付のみ】（600501.SS）が7.35％高、航天時代電子（600879.SS）が5.69％高、航天動力ハイテク（600343.SS）が5.43％高。ミサイル開発などを手がける国有企業の中国航天科工集団公司（CASIC）が会社化され、業界再編への期待が高まったもようだ。一方、酒造株や製薬株などが利益確定売りに押され、大きく下げた。
上海B株市場は上昇銘柄の方がやや多かった。深センB株市場は全体の6割近くの銘柄が下落した。（中国部・千原）
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