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【11月13日の香港市場】
2017.11.13 18:07
主要指数はまちまち。ハンセン指数は反発し、前営業日比0.21%高の2万9182.18ポイント。H株指数は3日ぶりに反落し、0.52%安の1万1684.51ポイント。レッドチップ指数は続落し、0.44%安の4417.27ポイントだった。メインボードの売買代金は先週末に比べ約5%増加し、概算で1153億5100万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が30億8700万元、深セン経由が19億8100万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
先週末のニューヨーク市場は、ダウ平均が小幅に続落。税制改革の審議が難航するとの見方を背景に、投資家心理が悪化した。本日の香港市場は、外部環境の悪化を背景に、低く寄り付いた。ハンセン指数はザラ場に入ると上げに転じ、その後も堅調に推移。H株指数は朝方こそ堅調となったが、前場の中盤にかけては前日終値を挟んで一進一退となり、その後は軟調だった。レッドチップ指数は総じて軟調に推移した。商いは引き続き活発で、メインボードの売買代金は6日連続で1000億HKドルを上回る水準。本土マネーの動きも活発で、「港股通」の売買代金はメインボード全体の14%を占めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、AIA(01299.HK)が上昇率1位の6.00%高。中国政府が外国保険会社に対する出資比率規制の緩和に向けたスケジュールを明らかにし、これが材料視された。上昇率2位は瑞声科技(02018.HK)の5.78%高。17年7-9月期業績に対する前向きな評価が相次ぎ、これが材料視された。iPhone Xの出荷遅延が影響したものの、光学部品が好調なことが評価された。香港交易所(00388.HK)は足元の売買代金の増加を好感し、上昇率3位の2.52%高だった。ハンセン指数は構成銘柄の7割が下落したものの、これらの銘柄にけん引され、小幅高となった。
一方、ハンセン指数の構成銘柄の入れ替えが発表され、除外されることになった崑崙能源(00135.HK)が下落率1位の3.93%安。同じく指数構成銘柄から外される国泰航空(00293.HK)は0.97%安だった。
そのほかの銘柄では、ハンセン指数の構成銘柄に加わることが決まった舜宇光学科技(02382.HK)が5.97%高、碧桂園控股(02007.HK)が5.70%高。H株指数の構成銘柄に加わる広州汽車(02238.HK)が1.94%高だった一方、除外される龍源電力(00916.HK)が0.35%安だった。(中国部・千原)
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