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【11月10日の中国本土市場】
2017.11.10 17:02
上海市場はそろって上昇。上海市場はいずれも5日続伸し、上海総合指数が前日比0.14%高の3432.67ポイント、B株指数が0.16%高の352.84ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が続伸し、0.79%高の1万1645.04ポイント。B株指数は5日続伸し、0.32%高の1242.07ポイントだった。両市場の売買代金は昨日に比べ約2%増加し、概算で5679億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は2億1500万元の買い越し。「深股通」(香港経由の深センA株投資)の買越額は1億7500万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。
上海総合指数は低く寄り付き、前場は軟調な値動きに終始。後場寄りで上げに転じると、その後は総じてプラス圏で推移した。上海市場は全体の5割半の銘柄が下落したものの、上昇銘柄の上げ幅が大きく、上海総合指数は小幅高となった。深セン市場も下落銘柄の方が多かったが、上げ幅の大きな上昇銘柄が多く、深セン成分指数は続伸となった。週末だが、商いは活発となり、両市場合計の売買代金は5000億元を超えた。
上海A株市場の主力セクターでは二大石油株が反落し、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.24%安、中国石油天然気'A'(601857.SS)が1.52%安。銀行株は昨日と同じく総じて軟調。保険株は続伸し、新華人寿保険'A'(601336.SS)が8.92%高、平安保険'A'(601318.SS)が5.36%高、太平洋保険'A'(601601.SS)が4.46%高、中国人寿保険'A'(601628.SS)が3.78%高だった。
こうしたなか、太陽光発電の関連株が大幅高。通威(600438.SS)、隆基シリコン(601012.SS)、京運通科技(601908.SS)がストップ高だったほか、林洋能源(601222.SS)が9.12%高、正泰電器(601877.SS)が7.00%高。トランプ大統領に随行した米企業の4分の1がクリーンエネルギー関連の企業だったことが手がかりとなったもようだ。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の5割半。深セン市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。(中国部・千原)
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