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【11月7日の中国本土市場】
2017.11.07 16:51
主要指数はいずれも続伸。上海市場は上海総合指数が前日比0.74％高の3413.57ポイント、B株指数が0.74％高の348.90ポイントだった。深セン市場は深セン成分指数が0.82％高の1万1467.96ポイント、B株指数が0.20％高の1230.89ポイント。両市場の売買代金は昨日に比べ約12％増加し、概算で5258億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は買い越しに転じ、買越額は9億7000万元。「深股通」（香港経由の深センA株投資）は6億6700万元の買い越しだった（注文ベース：買注文と売約定の差）。
上海総合指数は朝方から上げ幅を拡大。前場の中盤で節目の3400ポイントを抜いた。その後は3400ポイントを下値に推移。7日ぶりに終値で3400ポイントを回復した。上海市場は全体の6割の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は全体の5割あまりだった。商いも活発となり、両市場合計の売買代金は6日ぶりに5000億元を上回った。
上海A株市場の主力セクターでは、昨日は軟調だった銀行株が軒並み上昇し、上海総合指数の上昇に寄与。うち四大国有銀行株はいずれも反発し、中国銀行'A'（601988.SS）が1.03％高、中国農業銀行'A'（601288.SS）が0.81％高、中国建設銀行'A'（601939.SS）が0.71％高、中国工商銀行'A'（601398.SS）が0.33％高だった。
サウジアラビアで数十人の王族や閣僚が汚職容疑で身柄を拘束されるなか、首都のリヤドに向けてイエメンの反体制派が弾道ミサイルを発射するなど、中東情勢が不安定化。これを背景に原油相場が上昇し、二大石油株がそろって続伸。中国石油天然気'A'（601857.SS）が2.50％高、中国石油化工'A'（600028.SS）が1.45％高だった。また、昨日は軟調だった保険株も反発し、太平洋保険'A'（601601.SS）が3.23％高、平安保険'A'（601318.SS）が2.12％高、新華人寿保険'A'（601336.SS）が1.49％高だった。
こうしたなか、昨日は堅調だった医薬株の一角が軟調。恒瑞医薬（600276.SS）が4.49％安、復星医薬'A'（600196.SS）が3.17％安だった。酒造株も売られ、沱牌舎得酒業【売付のみ】（600702.SS）が2.98％安、安徽口子酒業（603589.SS）が2.85％安、茅台酒（600519.SS）が1.68％安だった。
上海B株市場の上昇銘柄は全体の7割半に上った。深センB株市場は全体の5割あまりの銘柄が上昇した。（中国部・千原）
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