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【11月2日の香港市場】

2017.11.02 17:40

 主要指数はまちまちだった。ハンセン指数は前日比0.26%安の2万8518.64ポイント、H株指数は0.32%安の1万1598.36ポイントと、小幅に反落。レッドチップ指数はかろうじて3日続伸し、0.17%高の4423.06ポイントだった。メインボードの売買代金は昨日に比べ約14%減少し、概算で952億3200万HKドル。「港股通」(本土からの香港株投資)の買越額は上海経由が18億9800万元、深セン経由が15億2200万元だった(注文ベース:買注文と売約定の差)。

 本日の香港市場は神経質な地合いとなり、ハンセン、H株の両指数はもみ合いを経て、小幅に反落した。レッドチップ指数は概ねプラス圏を維持して取引を終了。米連邦公開市場委員会(FOMC)で12月利上げの観測がさらに強まり、資金流出への警戒感が利益確定売りにつながった。

 保険セクターに利益確定売りが目立ち、中国人寿保険(02628.HK)が1.08%安、AIA(01299.HK)が0.83%安、平安保険(02318.HK)が0.35%安。消費関連株が振るわず、恒安国際(01044.HK)がハンセン指数構成銘柄の下落率1位となる3.26%安。乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)は同2位の1.85%安だった。また、スペイン情勢の不透明感を受け、ロンドンを本拠とする金融大手のHSBC(00005.HK)が1.04%安とさえず、指数の重しになった。

 また、海運セクターが低迷。最大手の中遠海運控股(01919.HK)はA株に連れ安し、2.38%安に沈んだ。国内市場減速への警戒感から、自動車株が軟調。広州汽車(02238.HK)が2.41%安、中国重汽(03808.HK)が1.73%安、中国美東汽車(01268.HK)が1.56%安だった。BYD(01211.HK)は仏自動車部品メーカーとの合弁事業の計画を発表したが、米テスラ社の業績悪化の煽りを受けて1.01%安。

 一方で国内の石油製品価格の引き上げ観測が強まり、中国石油天然気(00857.HK)が3.71%高、中国海洋石油(00883.HK)が3.39%高と、大型石油株がハンセン指数構成銘柄の上昇率1、3位を占めた。パソコン世界大手の聯想集団(00992.HK)は富士通のパソコン事業を傘下に置くことが発表され、2.18%高で大引け。IT大手のテンセント(00700.HK)は音楽事業のスピンオフ上場計画が伝わり、0.50%高と堅調だった。(中国部・畦田)
 
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